ＩＤコミックス ＲＥＸコミックス ドロップフレーム 〈２〉

成家慎一郎

一迅社（2015/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 186p／高さ 19cm
• 商品コード 9784758065566
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

積読消化。凄惨なバラバラ死体で見付けた筈のルウが生きている事に驚きを隠せない閏之助は、あの光景は夢だったと思い込もうとするが、眠りから目覚める毎に、仲間やルウとの会話や記憶に生じたズレがやがて強烈な違和感となり、遂にはその中の一人灯織への身に覚えのない暴行容疑で収監されてしまう。失意に暮れる彼に三年前の事件から彼を調べていた刑事から、その奇妙な繋がりを教えられた閏之助は、その三年前と同じ謎を秘めた「本当の八月」の解明に動き出す。時間が巻き戻された訳ではなかった。予想外な展開で面白い(以下コメ欄に余談)。

2016/11/10

[紫雲寺 篝]

閏之介は、再びルウに巡り合う。しかし日を追うごとに、再び違和感に苛まれる閏之介。友人に怒鳴られ、前日に殴られたと女子に言われ、自殺する者も現れた。中学3年生の頃に起きた事件が鍵となり、再び閏之介は、8月に巻き戻っていく……！？一日一日の経過が早いから読んでいて訳が分からなくなってくる。一旦ある程度読んだところで自分でも表を作るのが良いかも。それだけ沢山伏線がばら撒かれている。ていうか作者はこのプロットどうやって作ったんだろう。一日一日が粗いのは仕方ないけど、もうちょっとわかりやすくならないかな、とは思う。

2016/08/26

[ゆけちゃす。]

1巻の終盤で180度転回して、青春甘々ラブコメから不条理SFサイコミステリーに。主人公の身に起こったことがなんだったのか明かされる2巻は、圧倒的な絶望と一縷の望みをもたらす。前巻の感想で「ハルヒ」ぽい要素あると書いたが、この絶望からの希望というのもハルヒの「消失」ぽい気がする。でも主人公の行く道は細く険しい…。タイムリープものの中ではけっこう難解かと。映画同好会での主人公の担当が、ね。そしてまた次巻が気になり過ぎるラストね。

2016/05/22

[しぇん]

一巻の時はまだ残っていたホノボノした青春部分がほぼ無くなり物語は陰惨な方向に。追い詰められた状況ですがここから主人公は逆転できるのか？過去の事件は何だったのか？と続きが気になります。

2016/09/08

[元コミック担当P]

何故なのかがわかり、これからさらに面白さに加速がかかりそう。読んでて混乱してくる構成なので完結後にまとめて読むとスカッとしそうな展開。4〜5巻くらいでまとまるといい感じな気がする。

2015/12/02