一迅社文庫 銀煌の騎士勲章（ライタークロイス）〈１〉

川口 士【著】

一迅社（2014/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 318p／高さ 15cm
• 商品コード 9784758045933
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

田舎育ちの槍使いの少年カインは国を守る騎士にならんと登用試験を受けるため帝都へやってきた。しかし到着早々、帝都の喧騒に呑まれたカインは、有り金ぜんぶスラれてしまう。さらに、帝都泰在中に厄介になる予定だった屋敷は、主人たちが失踪し借金のカタに差し押さえられていた。行き場がなく屋敷に一人残っていたメイドのイングリドとともに酒場の住み込み仕事を見つけたカインは、二人で一緒に働く事にしたのだが、騎士登用試験はもう目前に―。カインは憧れの騎士になれるのか、そしてカインが帝都で出会った強気な金髪の美少女剣士ルーファの正体は？！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[晦夢]

ファンタジアでは読んでたので一応再読。加筆修正して一迅社で復刊。騎士を目指すカインは帝都で事件に巻き込まれる。真っ直ぐなカインが好印象。そしてヒロインたちが一癖も二癖もある感じが凄くいい。この時点からかなり設定が凝っているから次巻以降も楽しみ。

2015/04/30

[T.Y.]

3種の聖獣を駆り戦う騎士が魔物と戦う帝国。田舎の村の少年カイン=パルスは騎士になるため帝都へ上京する。しかし身を寄せる予定の家は差し押さえられており……。帝都で出会う様々な騎士志願者達、そして騎士登用試験における不正の陰謀。この巻では魔物はほとんど姿を見せず、聖獣戦も僅かで、魔物と帝国騎士という強大な力同士が拮抗する世界の特異性は、終盤になってようやく示唆される。主人公の栄達も最後でスタート地点だし、ゆったりしているというべきか。最後がルーファの短編で主役を乗っ取ったかのよう、雑誌掲載の短編だったのか

2014/08/05

[nawade]

★★★★☆　川口士の原点とも言える「ライタークロイス」シリーズが加筆修正されて復刊！巻末にはこれまで未収録であった短編も収録。いや、嬉しいですねぇ。このシリーズ、世界観とか大好きだったのですが、突然の打ち切り終了に泣いたんです。お上りさんな主人公のサクセスストーリーとして地味だったからダメなのか？ダブルヒロインだけどハーレムじゃなかったからダメなのか？地味だけど面白いからいいじゃん！とか当時は思ったものでした。復刊したらからには5巻の展開はなしになって続きも読めるんですよね？

2014/08/02

[みどり]

復刻版かぁ。とりあえず積読本から引っ張り出した。この人の作品は割と主人公が地味なのだが、お話は面白いと思うんだけど、これから２巻以降が楽しみ。

2017/01/09

[ちゃか]

リメイク版。ファンタジア文庫版は既読。5巻のあの終わり方には納得がいかないというか。是非続いてほしいものです。大筋は覚えていたんですが、細かい部分は忘れてましたね。これが忘れてたのかリメイクで浮いてきた部分なのかがよくわからないんですが。……原作の方読み返そうかなぁ。姫様の我儘っぷりがどーなのかなぁ、と思いますが。カインのまっすぐさが主人公らしくていいんじゃないでしょうか。

2014/08/29