内容説明
片田舎に暮らす庭師の少女・ビオラ。彼女は、王女が出した触れを知り、自分が育てる花を認めてほしいと意欲を燃やしていた。ところが、青薔薇作りは不可能といわれているため、誰も協力してくれない。憂うつな気持ちでいた嵐の夜、ビオラは不思議な奇跡を起こす、冷たい美貌の青年・エリファスを助けてしまう。この出会いが、運命を大きく変えるとも知らずに―。青薔薇が結ぶ恋と誓約の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
6
うーん、なほう。文章はちょいと淡々としすぎな感じ。読みにくいというほどでないけど。ヒロイン、プライド持って仕事する好感度高いお嬢さん。あと、男子たちがぱらぱらでてくる。設定もそうなんだが、いろいろ盛りだくさんで話がふらふらしていて定まらない。薔薇を奪われたことから始まり、曲者伯爵のごたごた、誓約、昔の錬金術師の影やら、王女の結婚相手探しに、はてはクーデターもどきまで、詰め込みすぎだろう多分。恋愛パートは微妙にあるが…。ヒロインの行動は割と一本道だが、そのほかがぐちゃぐちゃすぎ。つまり尺が足りないのか。2017/10/28
さなだ
4
イラストレーター買い。なんとなく読みにくかった。 エリファスの影が薄い。むしろジェロームのがいい味出てた気がする。 王家との関わりとか消化不良。2013/06/11
bulbul
3
ヒロインの、15歳未満で奇跡の青薔薇を作り出すというリアルファンタジーなスキルに躓いて物語の世界に入り込めなかった。「錬金術師」の存在も生かされてない気がするし。ピースが散乱したパズルのような読後感でした。2013/06/11
ユイ
2
設定詰め込みすぎて中途半端な印象。青い薔薇を作り出したいという情熱だけは伝わってきましたが。2014/04/09
てっか
2
バラに惹かれて購入。ツッコミどころ多すぎ。接ぎ木で新種ができるとか青い野バラとかもう…バラ好き農業関係者なので許容範囲のはるか彼方でした。全体的には宮崎ハウルみたいな雰囲気。というか意識して書いたでしょ?と半ば確信しています。設定に振り回されてお話が成立していない印象。2013/06/13