出版社内容情報
強制収容所で、そのふたりは恋に落ちた
死と隣り合わせの逢瀬、
やがて訪れる開放、そして――
ある男女の70年を描く、感動のノンフィクション
実際に起きたとは信じられない物語だ――
だからこそ、この物語は真実でしかありえない。
――ラリー・ロフティス(作家)
本書は、人々が生きるためには
どれほど愛するという行為が必要か思いださせてくれる。
――ヘザー・デューン・マカダム(作家)
どんなラブストーリーとも違う――
心揺さぶられる本書からは、人間の魂は、
たとえそこがアウシュヴィッツの地獄であっても、
決して滅びることはないと教えられる。
――ジュリア・ボイド(作家)
23歳で強制収容所に移送されたツィッピ。グラフィックデザインの腕を見こまれ事務職に就き、さまざまな手段で大勢の収容者の命を救う。
16歳のダヴィド。家族を殺害され、同じ収容所に到着した彼は、音楽の才を活かして極限の環境を生き延びる。
初めて会った瞬間からふたりは恋に落ち、命がけの逢瀬を重ねる。
やがて解放のときがきて、ツィッピはダヴィドと再会を約した地に向かうが──。
アウシュヴィッツで出会ったふたりの70年の軌跡を描く傑作ノンフィクション!
■目次
著者覚書
第1部 序曲
1 ちょっとした仕事
2 時代の終わり
3 はったり
4 勝てるはずがない
5 ユダヤ人法
6 おまえが行け
第2部 詠唱
7 よくあること
8 神はわれらとともにあり
9 番号帳
第3部 二重唱
10 絞首刑
11 相互理解
12 きみはぼくの義理の姉だ!
13 オーケストラの女たち
14 月夜の晩に
15 わたしたちは演奏をするのです
16 ポーランド万歳!
17 あきらめるな1
18 前だ、前
第4部 間奏
19 きみたちは自由だ!
20 白い星
21 わたしたちはもう自由?
22 リトル・デイビー
23 どうしてまだ生きているの?
24 世界に模範を示す機会
第5部 終奏
25 生き残った者の孤独
26 あれはGIよ
27 まさにうってつけ
28 なんでもおききなさい
29 人生って不思議
エピローグ
謝辞
資料について
訳者あとがき
【目次】
内容説明
23歳で強制収容所に移送されたツィッピ。グラフィックデザインの腕を見こまれ事務職に就き、さまざまな手段で大勢の収容者の命を救う。16歳のダヴィド。家族を殺害され、同じ収容所に到着した彼は、音楽の才を活かして極限の環境を生き延びる。初めて会った瞬間からふたりは恋に落ち、命がけの逢瀬を重ねる。やがて解放のときがきて、ツィッピはダヴィドと再会を約した地に向かうが―。アウシュヴィッツで出会ったふたりの70年の軌跡を描く傑作ノンフィクション!
目次
第1部 序曲(ちょっとした仕事;時代の終わり ほか)
第2部 詠唱(よくあること;神はわれらとともにあり ほか)
第3部 二重唱(絞首刑;相互理解 ほか)
第4部 間奏(きみたちは自由だ!;白い星 ほか)
第5部 終奏(生き残った者の孤独;あれはGIよ ほか)
エピローグ



