ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151864513
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ミセス・ワンの中国茶専門店で男の死体が発見された。刑事ドラマが大好きなワンは、容疑者に中国茶を振る舞いながら勝手に聞き込みを始めてしまうが……。

内容説明

ミセス・ワンは、自らが経営する中国茶専門店で身元不明の死体を発見する。刑事ドラマが大好きなワンは捜査協力を申し出るが、警察から邪険にされてしまう。めげないワンは「犯人は現場に戻る」と考え、SNSに死亡記事を出すと4人の若者が次々に現れて事件のことを訊ね始める。ワンは彼らを容疑者と認定し、中国茶と絶品料理で彼らの心をじわじわと溶かしていくのだが…。2024年MWA賞最優秀ペイパーバック賞受賞作。

著者等紹介

スタント,ジェス・Q.[スタント,ジェスQ.] [Sutanto,Jesse]
子供から大人まで幅広い年齢層を対象に小説を執筆している作家で、子供向けの著作としてThe ObsessionやTheo Tan and the Fox Spiritなどがある。大人向け小説のデビュー作Dial A For Auntiesで、2021年のComedy Women In Print Prizeを受賞した。オックスフォード大学でクリエイティブ・ライティングの修士号、カリフォルニア大学バークレー校で英文学の学士号を取得している。インドネシアとシンガポールで育ち、現在は夫と2人の娘とともにジャカルタ在住。本書は2024年MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した

唐木田みゆき[カラキダミユキ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

83
早朝の4時半に息子へ「起きろ〜!」とメールを送る60歳の元気なおばあちゃん、ベラ・ワン・チュウチュウ。彼女の自宅兼店舗で死体が見つかった。絶対に何かやらかす、の期待は裏切らず。警察なんかあてにならないと自ら犯人探しをはじめてしまう。怪しいのは4人。中国茶と絶品料理に個性的なキャラクターで飽きさせない。気がつけば最初の予想とは違う方向性にビックリ。ほっこりと温かいストーリー。 【2024年MWA賞最優秀ペイパーバック賞】2025/03/14

geshi

29
人に口出ししないと気が済まず、強引に周りを引っ張るミセス・ワンのおせっかいが笑えて、やがて心溶かされるコージー・ミステリ。死体の輪郭をマジックで書いて警察にそれを誇るくだりは笑いが抑えられなかった。ミセス・ワンの作る料理がどれも美味しそうで、エンパワーメントを失っていた関係者たちが彼女と関わるうちに自分を取り戻していく姿は、読んでいるこちらも力づけられる。ミステリとしてはシンプルだし、被害者に悪を全部押し付けたご都合主義なハッピーエンドに見えるが、たまにはそういうのもいいじゃないと思える一作。2025/04/02

M H

24
胃袋で心をつかむを地でいくコージー。くーっ、美味しいお茶飲みたいねぇ。ミセス・ワンは夫を亡くし、子どもが独立して細々とティーハウスを営んでいる女性。そこで死体が見つかり、今まで閑古鳥が鳴いていた店になぜか人が訪れる。警察なんてあてにならないと勝手に犯人捜しをはじめる。彼女には武器がある。持ち前の強引さと料理だ。徹頭徹尾ハートウォーミングに振っていて、真相に見当がついても微笑んで許してしまえるようなお話。最近読んだ中では被害者のクズさ加減がいちばんで笑ってしまった。2025/04/06

わたなべよしお

19
いやはや。ミステリーとしては、さほどでもないが、何とも心温まる、ステキな本でした。何たって、ミセス・ワンことヴェラがキャラが愛すべきだし、ほかの登場人物たちの造形もいいね。奥深い中国茶の世界に入って行きたくなるし、ヴェラのつくる中華料理も食べたくなる。そういう意味でも魅力的な本でした。2025/04/29

みつちや

17
ミセス・ワンことヴェラは厚かましさ全開の中国系おばあちゃん。息子へ毎朝4時に起床メッセージを送り、TIK TOKのいいね!から相手を見定めて結婚を勧めてくる。事件現場を油性の黒マジックでマーキング、証拠品も隠してしまう。初めはどうにも好きになれなかったが、途中から容疑者たちのアジア系家族主義が反映された人生と、お節介のやり取りがヴェラ自身も巻き込んで面白くなる。最後はコージーらしい終わりで、トータルまぁ良しかなと評価したが続編出たら読むと気づいたので、トータルは思ってるよりプラスらしい。2025/04/29

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