空、はてしない青〈下〉

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空、はてしない青〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065395875
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

最後の日に。最愛の人と。

致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか?
ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。
(川上弘美 / 作家)

旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。
(西加奈子 / 作家)

この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。
自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。
人生に終わりはないのだ。
(小島秀夫 / ゲームクリエイター)

どこまでも続く青い空と海。エミルとジョアンヌは、南フランスの陽光きらめく中を旅していた。猫のポックとの出会い、海辺での穏やかな日々、ジョアンヌのマインドフルネスの教え。時にぎこちなく、時に深く心を通わせながら、2人と1匹は静かに時を紡ぐ。しかし、旅は穏やかなだけではない。進行する病と薄れゆく記憶はエミルをゆっくりと蝕んでゆく。残されたわずかな時間の中、互いの存在を支えに進むキャンピングカーは最期の目的地へ。失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路。

爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編後編。



【目次】

内容説明

どこまでも続く青い空と海。エミルとジョアンヌは、南フランスの陽光きらめく中を旅していた。子猫のポックとの出会い、海辺の穏やかな日々、ジョアンヌのマインドフルネスの教え。ときにぎこちなく、ときに深く心を通わせながら、2人と1匹は静かに時を重ねる。しかし―進行するアルツハイマーが、エミルをゆっくりと蝕んでゆく。ジョアンヌはエミルの傍で、自分の過去と向き合い続けていた。残されたわずかな時間。互いの存在だけを支えに進むキャンピングカーは、最後の目的地へと向かう。失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路。

著者等紹介

ダ・コスタ,メリッサ[ダコスタ,メリッサ] [Da Costa,M´elissa]
1990年生まれ。作家。2019年に『空、はてしない青』でデビューし、瞬く間にミリオンセラーを記録。2023年と2024年にフランスで最も売れた作家となった

山本知子[ヤマモトトモコ]
仏語翻訳家。ピケティやマクロンの著作をはじめ、ノンフィクションも多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてち

29
下巻に入っても2人の旅は続いている。が、エミルの病状が進行し、失神やブラックアウト(記憶喪失)が頻繁に起きるようになる。そのため語り手はジョアンヌに引き継がれ、合間に彼女の過去が明かされていく。これが絶妙にうまい。登場したときの不審な様子や、そもそもなぜエミルと旅に出たのかに説得力を与えている。2人ともに喪ったものがあり、それが旅を通して癒やされていく。大いなる喪失と再生の物語を、大好きなロードノヴェルという形で読めてとてもよかった。エピローグのサプライズにも涙が溢れた。本年度のベスト入りは間違いない。2025/10/02

ももすけ

26
傷ついた男女のかかわり、命の尊厳、人は人生の最期をどこように過ごすのか。色々、考えさせられました。美しい自然や、新しい人たちとの出会いの中で、少しずつ心が癒され、お互いの繋がりを深めていく二人。ストーリーはゆっくり進むものの、確実に訪れるであろう最期の瞬間が分かっているからこそ、すべてが美しく、尊いものに感じられたのだろうか。2025/07/16

ぶぅすけ

21
26歳で若年性アルツハイマーとなり余命宣告されてしまった青年エミルは、愛する家族や友人に健常な自分だけを憶えていて欲しくて、SNSで同行者を募り旅に出ることにする。募集してきた女性ジョアンヌは黒尽くめの出立ちに、虚ろで無口。2人は多くを語らず旅に出るが少しずつうちとけていき、2人の過去が語られていく。未来がなく過去も忘れていくであろうエミルと、過去に囚われて未来に進めないジョアンヌの、内省と再生の物語。最後数ページのサプライズに泣いてしまった。良い作品だった。2025/07/13

ひろみ

13
2週間かけて上下巻読み終わりました。エミルとジョアンナの2人がフランスの自然豊かな、または古き良き街を旅して見せてくれて、素敵な出会いがたくさんありました。ままならない辛いことが2人どちらにもあるのですが、彼らは今を生きることで素晴らしい時間を過ごし、結末は予想以上のことでした。 そう。今を生きること。つい先月あるリトリートに参加しました。未来や過去を頭で考えるばかりでなく、今を感じること、それを体験できる場です。帰宅直後に届いた本が、また同じ世界に連れて行ってくれた偶然を嬉しく思っています。2025/07/09

ユウハル

12
これは読まなければ。自分の直感は間違ってなかった。読み終わった後は放心状態になる程色んな感情で溢れた。なんでこんなに美しい物語が描けるのだろう。本当に素晴らしかった。2025/09/18

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