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内容説明
「あなたたちの中から、一人以上を隕石に向かって打ち出さなければならないわ。猶予はこの数日間…誰をシャトルに乗せるかは、あなたたちが決めて」巨大な隕石が刻々と迫り、地球は破滅の危機にさらされていた。打つべき手は尽き、唯一残った究極の手段は、“受けた力を同じだけの力で跳ね返す能力を持つ”人間を生身で隕石に向かって打ち出すという残酷な計画だった。シャトルに乗れば、地球に生きて帰れる確率は0%―対象者として選ばれ、なかば強制的に集められた少年たち。閉ざされた地下巨大研究施設の中で、静かに死のゲームの幕が明けた…。
著者等紹介
西川真音[ニシカワマオト]
東京都出身。小説家・シナリオライター。2004年に発売されたPCゲーム『シンフォニック=レイン』(工画堂スタジオ)等、ゲームシナリオの作成を中心に活動。現在はフリー。『零と羊飼い』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
6
【心理描写型】巨大な隕石が地球に衝突すつ危機を超能力者を使って何とかするという割とベタな基本設定だが、中身は心理戦が展開し引きこまれていく、のだけれど、いきなり話が分裂して訳の分からぬ破片になって消えてなくなって何も残らない感じ。せっかく途中までは面白かったのに残念な終わり方2014/03/28
kikuzone
3
終盤でここまで来てこういう展開来たかーアツい!!!と思ったら最終的にデウスエクスマキナさんがやってきて全部無かったことにしていって唖然とした2014/08/27
登良
2
一迅社最初に出版したラノベですが・・・、展開が速くて後半から読者おいてけぼり。どうしたし。2014/07/15
山がち
2
数年前だがゲーム版をプレイした人間からすると、困ったなというのが正直な感想だ。ゲーム版の簡潔さとまとまりの良さを思うとなおさら。物語の強度という点ではやはり厳しい印象があるのだが、ノア自身の存在(そしてシャオリー)によって物語に重層性を持たせてしまったことは問題ではないか。あの物語はルート分岐による反復はあるものの、本質的には一回性の物語である。可能性は可能性でしかないのにもかかわらず、それらが一つになってしまったところで物語の本質的な転換があるのである。聖書の解釈による物語の多層性とするにも意地が悪い。2014/02/05
佐藤一郎
2
人が生きる理由なんてそう多くはない。そうした主義主張を作品のあちらこちらから感じた。作品の構成にもオチにも人を選ぶ要素がありすぎてとてもではないが他人には薦められない。2012/03/23
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