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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泰然
17
画風は繊細で優しく根底にトラディショナルなルーツを感じさせる柔らかな空気感ながら、ジェンダーや自己肯定、好きと諦めの境界線がテーマに交差する力作。自分の身長の高さから「かわいい自分」を諦めて「似合う役と似合う服」をして生きる主人公きき、と自分を貫く強さと人形のような綺麗さとは裏腹にごまかしや我慢が嫌いで苦手な、みちる。社交ダンスを舞台に正反対な二人が夢に向かって手を取り合う王道なガールミーツガールな一方で、放課後の寄り道にラーメン屋に行くハズしもあるし、華奢で小柄な男役と背の高い女役という多様性も美しい。2021/08/02
コリエル
9
すごく好き。背が高いというだけで、逆に背が低いというだけで好きなものを諦めなければならないのか。ダンスを通じて自身の気持ちに向き合う少女たち。ききの可愛さへの憧れを軸に、彼女の新しいパートナーとなった可憐なのに颯爽と生きたいみちるや、ききのために身を引いたものの…という雰囲気の紫苑など、社交ダンスの踊り場を舞台に三角四角の関係が描き出されていくのも先が気になる。2022/06/15
Ume
8
これはもうかなり甘々でとろとろな百合です。きれい、カワイイ、とてもいい!願わくばききとみちるの濃厚なえっちシーンが見られれば嬉しいな。百合ではあまりそういう欲求が出ることは無いんだけど、この二人に関しては外見の綺麗さ可愛さとキャラクター性もあって、どんな美しいえっちシーンを見せてくれるんだろうかと期待に高鳴る胸がおさまりません、救急車を呼ぶ一歩手前です。大丈夫、百合姫なら問題ない。えっちシーンがとても見たいです。2024/02/23
ささきち
8
これはなかなか良き百合になるのでは!と期待しちゃいますね。主人公のききは女性としては身長が高く本当は可愛いものや女性パートをしたいのだがその高身長から男性パートをやってきたわけだが、幼馴染の紫苑から一方的にパートナーを解消されてしまう。そんな時に出会ったのがお人形のように可愛い鳥羽見でその見た目とは裏腹に勝ち気社交性はないやらと見た目とは違う性格をしていたと。この見た目からの攻守逆というのが最高ですわ!最初は険悪ムードだったけど鳥羽見がききを攻略しようとあの手この手でデートとかしちゃってなぁ~いい感じよw2023/04/29
Reticle
8
高校の社交ダンス部でペアを組むことになった先輩・ききと後輩・みちる。背の高さからリーダー役を期待され自身も納得してきたききは,みちるにパートナー役を提案されて戸惑う。2人はほんの少しチューニングのずれた2挺の弦楽器のように,息が合ったり合わなかったりのもどかしい時間を過ごすが,最後にはみちるの根気強いアプローチが実ってぴったり合った音色を鳴らし始める。一方でこのペアの成立は,周囲やきき自身のステレオタイプとの戦いの幕開けでもある。ぜひ,負けずにスカートで息の合ったユニゾンや華やかなコードを鳴らして欲しい。2022/05/04
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