内容説明
著者チェスターフィールドは、イギリス最大の教養人であり、大使、閣僚としても活躍した。本書は、その彼が、自分の息子にあてて人生万般の心得を説いた教訓的書簡とし余りにも有名である。子供が「人生」について考え始めた時、父親は何を教えればよいのか。最愛のわが子に「人生どう生きるべきか」を切々と説く、人生論の最高名著。
目次
第1章 わが息子へ
第2章 「人間の器」を大きくする生き方
第3章 「最高の人生」を送る日々の心がけ
第4章 自分の「殻」が固まらないうちにやっておくべきこと
第5章 自分の「意見」を持て
第6章 一生の友情をどう育てるか
第7章 「人間関係」の秘訣
第8章 自分の「品格」を養う
第9章 わが息子に贈る「人生最大の教訓」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けるまん
3
あまり読まれていなかったことにびっくりしました。かなりいい本です。大学生の自分には、当たり前かもしれないことや悩みそうなことを、先回りして教えてくれる一冊。朝の4時に起きてしまい、ちょっと読もうと思ったら、気づいたら全て読み終わっていた。人生の先輩から様々ないいことを学べたと感じた。これを読んでみてから、自分の父親に対するイメージが変わったし、自分のなりたい父親像というのも見えてきた。一回では読み込めない内容が多いので、必ずまた読みかえしたい。父親の厳しさ・やさしさ・そして愛情が伝わる一冊。ベスト本。2012/02/10
にょろろ
3
普段本なんて全く読まない父が、自分が15歳の時に突然買ってきた本。「俺は口下手だから自分の言いたいことがうまく伝えられない。その代わりにこの本をお前にやる。これには俺の言いたいことが書いてあるから。」と言って恥ずかしそうに自分に渡してきた様子は今でもよく覚えている。確かにためになる教訓がいろいろ書いてあったが、それよりも印象に残っているのが父が渡してくれたという嬉しさだった。そういう意味で思い出の一冊。
コロンボ
2
父親から息子へのメッセージ。この本をベースに多くの自己啓発本が書かれたと思う。とにかく時間は、大切であり、有効に使うことが、将来、大きな差になる。もっと早く読んでいれば良かった。2014/12/07
dice-kn
2
ユニクロの柳井さんが薦めて有名になった「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」と似たような内容だと思ったが、こちらの方が若干教え諭されるような印象が強かった。240年ほど前に書かれた内容が今もまったく色褪せずに読んでためになるということは、ここに書かれている内容は、人にとって普遍の指針だということなのだろう。2014/06/25
ゆぅちゃむ
0
父に勧められて読んだ本 色々と考えさせられました