放課後のプレアデス みなとの星宙(ほしぞら)

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758014601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

入院生活を送る少年・みなとは、ある日、圧倒的な流星雨に照らされる。謎の子供・エルナトとともに“可能性の結晶”を集めるみなとは、さまざまなものを見、人の運命について考える。出会い、絶望、逃避…自分には何ができるのか、楽しそうな魔法使いの少女たちとどう戦うのか。アニメ『放課後のプレアデス』をみなと側から深く掘り下げて描いた、もうひとつの希望の物語。

著者等紹介

菅浩江[スガヒロエ]
作家。「ブルー・フライト」(1981年)にてデビュー。『メルサスの少年』(1992年)、「そばかすのフィギュア」(1993年)でそれぞれ星雲賞受賞。『永遠の森 博物館惑星』(2001年)にて日本推理作家協会賞および星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

椎名

7
みなと視点の放課後のプレアデス。何にでもなれる可能性、それは「選択」することで失われるものだけれど、選択していくことが生きていくということなのだという寂しさを含みながらも力強い物語でした。譲れないただ一つを選択して、自分になっていく。約束は未来を観る望遠鏡も名台詞。OPの歌詞がそのまま使われているのにはぐっときました。2015/08/07

はつかねずみ

6
アニメ視聴必須、みなと視点による放課後のプレアデス。 最初から何も選ぶことができなかったみなとが、エルナトとすばるのふたりと関わり繋がることでどう変わっていったかがよくわかる一冊。 展開自体はは何も変わってないけど、アニメが面白かったと思った人には是非読んでほしい。 二人の宇宙旅行から先、ぼろ泣きになりながら読んでたわ。 心の底から、すばるとみなとの未来に幸多かれと願いたい。2015/08/01

sakko/さよ

5
アニメを見ただけではみなとくんのこと全然分かってなかった。みなとくんがすばると会うほんの少しの時間をどれほど大切にしていたか、すばるのことをどれだけ思っていたか、この時のみなとくんはそんなことを思っていたのかとか、みなとくんのことが分かってより好きになりました。アニメで明かされなかった細かな設定やOPの歌詞の引用があって嬉しくなる。そしてすばるの奇跡の王子さまっぷり半端ないと再認識。2016/11/06

ポム

5
みなとは個人的に放課後のプレアデス最大のキーパーソンだと思っていたので、彼が何を思い、考え生きていたかを描いてくれた今作は非常に満足のいく内容だった。彼の抱えていたものが見事な心情描写と今作ならではのオリジナル要素を交えて書かれており、その度に胸が締め付けられる思いであった。(その辺りは五人姉妹の切なさを思い出した)もちろんアニメ本編通りすばるとの、作者も赤面するやりとりも楽しめる。放課後のプレアデスが好きな人は必読と言える、大変幸福なノベライズ化でした。2015/08/10

はー

4
アニメと小説という媒体の違い、また主人公の違いで、登場人物や物語そのものに関する印象がこんなにも変わるものか。みなとが苦悩するところは読んでて本当に苦しかったし、すばる(天使)にはみなとだけでなく読んでいる自分も大いに救われた。彼女は真に救いの女神であり希望の星だった。オリジナル部分や改変も少なくなかったが、アニメの解釈のひとつとして、言い換えれば「可能性」のひとつとして、その部分も楽しく読めた。あと、オリジナルなのか元々の設定にあったのかはわからないけれど、登場人物各々の名前の設定が素敵。2015/08/07

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