内容説明
スウェナとメリルの娘・フィーナは成長し、メルディアの魔法学校に入学した。魔法排斥派の市民から揶揄されもするが、級友に恵まれ、同じ町には仕立て屋で働く従妹のネイもいて、毎日が賑やかだ。そこに、編入には珍しい時期の転校生がやってくる。冷徹な態度で周囲と馴染まず、なのに寂しげな彼・ラースのことが気になって仕方ないフィーナ。この気持ちは一体…!?同じ頃、兄のセツは竜である正体を隠し、秘密の恋を育んでいた―。魔属と人の絆を描く大人気シリーズ、新たな恋の世代が開幕。
著者等紹介
渡海奈穂[ワタルミナホ]
3月16日生まれ。埼玉出身・東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
透馬なごみ
5
子供たちが主人公になる日がきました!イラストばんざい!初恋が忘れられないセツは、従姉妹のネイとお付き合いすりゃあいいのに…。フィーナがメイン主人公かな。フィーナたちも、スウェナたちとは別のバカップルになりそうですね。セツ頑張!振り回す兄ではなく、どちらかっていうとフィーナに振り回されてるのは兄のセツだと思います。そしてそんなセツとラースが振り回され友達になるんだと思います。セツはなんて恋することに不器用なのかしら。2015/05/05
のんたん
4
子ども世代メインに突入。ま、親たちも現役でらぶらぶしてるみたいだけど。ラース君の真面目さがまぶしい。2015/03/22
ダージリン
2
フィーナを守るためとはいえ、思い切った手段をとるセツ・・・主従愛は芽生えるのか?たぶん無理。2010/01/22
こうやまゆたか
1
硬質で優れた能力を持っていながらも自分の弱さを自覚していて「強く余裕のある近しい者」にコンプレックス全開の頑なな美少年(大好き!)と感情の激しい甘えたな女の子(大好き!)の間に芽生える初恋、って、なんて私殺し…ッ…。メリルについては「いつまで失恋竜呼ばわりなの…」と思っていましたが、セツについては「毎回新たなマドンナに袖にされ続けるの?美形な寅さんなの?フィーナはさくらほどしっかりはしてないけど(略)」とはらはらしています。2013/03/29
ぁた
1
娘のフィーナに話が移って…恋愛物で主人公がドジっ子で、お相手はクールというか冷たい印象を受けるけど本当は優しい男っていう。同じことの繰り返しのようにも思えてならないが…まぁ、読んでいて飽きなかった。2011/08/31