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内容説明
はた迷惑なクリスとの同棲にも慣れてきた伊織。今度は彼の元に学園憧れの“王子”、大路常葉が訪ねてきて、彼女の家に招待されてしまった!誘いを受け大路邸を訪れた伊織は、そこでクリスと同様、翼を持つ少女と出会う。“鞘の主”として同じスタンスの常葉の話を聞き安心する伊織だが、彼女が告げた「薬子先生を信用するな」という言葉に動揺する。一方常葉は付近で頻発していた通り魔事件に巻き込まれてしまい―!好調シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
伊織がクリスとの生活に慣れ始める中、学園の王子的女子、常葉から呼び出しを受ける今巻。―――たとえ傷つけるとしても、失いたくないものがある。 盤面の外で謎の勢力が動き出す中、街を揺らす通り魔事件に向かう今巻。その裏に隠されていた「鞘の主」の権利と、彼女の思いが苦い勝利を齎す巻であり、決して爽快ではない、今の時代では中々味わえぬ戦いが見られる巻である。盤面の外で伊織への注目の視線が強くなっていく中、一つずつ強くなっていくクリスと、人知れず力を見せる薬子とエルク。次の戦いの相手とは。 次巻も勿論楽しみである。2022/08/18
ふじさん
7
続々と新キャラが登場し、少しずつ主人公を取り巻く戦いの大勢が見えてきた印象。各々に異なるウォーライクとの関係性が面白い。個人的には健二とマラハイドのペアが好き。敵役だがどこか憎めず今後の動静が気にかかるところ。相変わらず他の作品に対して飛び抜けた要素がある訳ではないが、この堅実な筆の運びはやはり好印象。次巻への引きも申し分なく、更なる衝突を予感させるラストは卑怯とすら感じる。リーダビリティが特に重視されるライトノベルに於いてもひと際読み易くさらっと読めてしまえるが、これは美点であると同時に欠点でもあるか。2011/01/14
彩雲
6
この巻から本格的に登場した大路先輩のキャラを見せる巻。学校では凛々しい先輩、プライベートでは乙女、非日常では信頼できるパートナー、そして悲恋と実に手札が強力。1巻から登場のさつきでは勝負にならん。。本命ですね?メインヒロインですね!?本命後出しという珍しいパターンですね?それはさておき、内容的には非常に手堅く安心して読めました。あと、戦争妖精と契約した人間である鞘の主にも強力なメリットがある事が判明。これまさに『金色のガッシュ!!』じゃないですか!(w オマージュ確定という事で良いですよね?2012/08/21
まろりん
4
この巻から正ヒロイン常葉先輩との噂を聴いていたので、クリスは放置なの表紙詐欺なの?と読む前は思ってましたが、読んだらそんな事はなかった。伊織のクリスへの感情は保護者っぽい感じですね。クリスも1巻にくらべたら大分可愛く感じられてきた。胃袋には入るけど、持つとなると重いーのには笑えるw常葉先輩も最初は普通に登場したかと思ったら後半はあんなことになるとはなあ。つらい。でも健気に乗り越えそう。先輩可愛い。新たなウォーライク達やら黒幕の男爵ぽい人たちやら、各人の思惑が緊迫感あるのもいいですね。続きが楽しみ。2015/03/24
千円
4
新キャラの常葉がかわいかったです。『王子』と呼ばれる若武者然とした凛々しい彼女が、恋する乙女してるのは、微笑ましい。健二とまーちゃんなど、他のコンビも出てきたり、黒幕っぽいのも出てきたり、楽しくなってきたなー。どんどん行くよー。・・・ところで、常葉は色々とヒロインイベントこなしてるけど、あるのかなー2015/03/23
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