出版社内容情報
閉ざされた村で起こる、愛憎とトリックに溢れた幻惑劇!
日野 鏡子[ヒノ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
わたしはこの村でおがむもん様と呼ばれています。千里眼で失せ物を見つけたり、いつに何が起きるという予言をしたり、霊力で怪我人の手当てをしたりします―。毀釈で廃れた寺に棲む満ちると叔父の高歩は、人ならぬ能力を振りかざすことで、村人たちを精神的に支配している。しかし、それは所詮からくり。満ちるは偽の教祖に過ぎなかった。高歩の危うい魅力の虜となりながらも、周囲を騙し続けることに迷いを抱く彼女だったが…。閉ざされた村で起こる、愛情とトリックに溢れた幻惑劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨蛙
0
暗くて重苦しい雰囲気の中で叔父様とふたりすごしていたヒロインの心境が鮮やかに描かれています。謎や周囲の人物関係もなかなか印象的でよかった。幼馴染が少し貫禄負けしてるところがちょっと残念(だけどほほえましい)2009/12/04
pomme
0
★2009/04/09
ma-no
0
軽い筆致だけど、内容は重たい。もっと筆致も重たくてよかったかも。2008/10/13
骨魚
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面白かったです。軽くきれいめに書かれていますが、時代ならではの雰囲気に浸れます。ドラマのトリックをシリアスにしたような感じもありつつ、雰囲気がきれいで素敵な作品でした。2008/10/27
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