角川新書<br> イランの地下世界

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イランの地下世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824765
  • NDC分類 302.263
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「本当に目から鱗が落ちまくり。このイラン観は唯一無二だ」高野秀行氏、熱烈推薦・解説
国民は脱法行為のプロばかり!?
強権体制下の庶民の生存戦略を、長年イランの一般社会で暮らしてきた著者が赤裸々に明かす!

イスラムへの無関心、棄教・改宗が進んでいる? 国民の関心はいかに国から逃げるか!?
イスラム体制による、独裁的な権威主義国家として知られるイラン。しかし、その実態に関する報道は、日本では極めて少ない。
イスラム共和国支持者=敬虔なムスリムといえるのか? 棄教者は本当にいないのか? 反体制派の国家ビジョンとは? 
違法・タブーとされる麻薬や酒に留まらず、イスラム体制下の欺瞞を暴きつつ、庶民のリアルな生存戦略と広大な地下世界を描く類書なき一冊。
■イスラム宣伝局の職員はイスラム・ヤクザだった
■イスラム法学者たちはアヘンの上客
■「隠れキリシタン」「神秘主義者」として生きる人々
■古代ペルシアを取り戻せ!――胎動する反イスラム主義
■美容整形ブームの裏には低い自己肯定感がある

小さな独裁者たちが「大きな独裁者」を生み出す
■親日感情に隠された本音「尊敬されたい!」
■メンツ(アーベルー)がすべて、「知らない」と言えない人々
■おしゃべりこそマナー、しゃべらないのは失礼
■おらが村こそイラン一! 強すぎる愛郷心
■イラン人は個人崇拝と訣別できるか

【目次】
はじめに
第一章 ベールというカラクリ
第二章 イスラム体制下で進む「イスラム疲れ」
第三章 終わりなきタブーとの闘い
第四章 イラン人の目から見る革命、世界、そして日本
第五章 イラン人の頭の中
第六章 イランは「独裁の無限ループ」から抜け出せるか
おわりに
解説 高野秀行

内容説明

イスラムへの無関心、棄教・改宗が進んでいる?国民の関心はいかに国から逃げるか!?イスラム体制による、独裁的な権威主義国家として知られるイラン。しかし、その情報は、日本では極めて少ない。違法・タブーとされる麻薬や酒に留まらず、体制の欺瞞を暴きつつ、庶民のリアルな生存政略と広大な地下世界を描く類書なき一冊。

目次

第1章 ベールというカラクリ―貞節、政治化、「イスラム・ヤクザ」
第2章 イスラム体制下で進む「イスラム疲れ」―キリスト教、神秘主義、古代礼賛
第3章 終わりなきタブーとの闘い―薬物、酒、自由恋愛、美容整形
第4章 イラン人の目から見る革命、世界、そして日本―王政復古、反米、反中、親日
第5章 イラン人の頭の中―謙遜、メンツ、嫉妬心
第6章 イランは「独裁の無限ループ」から抜け出せるか―小さな独裁者、コネ、歪んだ義理人情

著者等紹介

若宮總[ワカミヤサトシ]
10代でイランに魅せられ、20代より留学や仕事で長年現地に滞在した経験を持つ。近年はイラン人に向けた日本文化の発信にも力を入れている。イラン・イスラム共和国の検閲システムは国外にも及んでおり、同国の体制に批判的な日本人はすべて諜報機関にマークされる。そのため、体制の暗部を暴露した本書の出版にあたり著者はペンネームの使用を余儀なくされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

140
ソ連時代のロシア人が共産党に面従腹背していた話はいろいろ読んだが、イランでも状況は同じか。あれだけ派手に王制を倒してホメイニ師を歓迎しながら、半世紀近く続く厳格な政教一致体制にうんざりしている状況がよくわかる。長年イランに魅せられ、仕事や留学で長期滞在したという著者だからこその筆で読ませる。ただ猛烈に喋りまくり、本当は自分が独裁者になりたがり、極度にプライドが高く嫉妬深いイラン人の国民性も強烈だ。こんな人びとを統治する政府は、強権政治でなければ無理かもと思える。イスラム共和国の寿命も長くないと感じさせる。2024/09/07

たま

67
著者が仮名のため、身元保証として付いている高野秀行さんの解説がきっかけで読んだ。面白かった。仮名でも、著者の知識や見聞の範囲は一読すれば納得できる。イラン社会の見栄っ張りや嫉妬深さの記述はトルコに近いと感じたが、イスラム独裁に起因するイラン人のイスラム批判はほかのイスラム教国にはないもので、私自身見聞きして驚いた経験がある。日本の中東研究者の中には反米連帯感情からかイスラム専横に無批判な傾向があると思うが、若宮さんのこの本はそういう図式に乗らない、率直で貴重な見聞録だと思う。2024/11/06

こばまり

47
ニュース映像などで構築された朧げで画一的なイメージが一新され面白いのなんの。歴史的社会的背景と課題、人柄気質等、研究者でなくイランで暮らすイラン好きな人からの発信というスタンスがよい。知らないことを知ることの楽しさよ。これぞ新書の真骨頂と興奮した。2024/12/13

ばんだねいっぺい

34
よもや、こういう危険な内容とは驚き。ペンネームで書くのは当然だ。自分としては、異国を感じるところと同質性を感じるところと半々。民族を超えて人類のたそがれのようなものを感じた。やはり、即応性のない固定化した規範は、何であってもよろしくないのだ。2024/11/27

haruka

27
おもしろかった!ニュースや教科書ではわからない「ごく一般のイラン人の本音」を、長年イランで暮らしてきた著者が赤裸々におしえてくれる。抑圧されたイメージだったが実際は、自国の独裁とイスラム教を冷静な(というか冷めた)目でみているし、世俗的で個が強い!どんな宗教にしばられていようと、スマホを手にし、情報を武器に自由を知れば、必ず自由に方へむかうのが人間なんだな、と思った。スカーフを強制されるほど人は国が嫌になる。それでもイラン人が強固な独裁を必要とするのはなぜか?この考察がとくにおもしろかった。おすすめです。2024/09/16

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