出版社内容情報
もしあなたがあと余命数か月と言われたら。あなたは何をしたいですか? 残された人に何を伝えたいですか? どのような最期を迎えたいですか?
相続やお墓のことは考える人は多いけれど、意外と考える人が少ないのが最期の日の過ごし方。残された日の過ごし方で、幸せな思い出を遺された家族に残すこともできれば、逆に家族自体がバラバラになることもある。
そのために必要なのは、きちんとした知識と自分たちによる選択です。
1000人以上を看取ってきた在宅医が、最新の医療の常識をもとに考える最良の最期を送るためのヒント。
*「人生会議」を開こう
*家族間でも「言わなくてもわかってくれる」はNG
*家で亡くなっても警察は入りません
*医療用麻薬は怖くない
*終末期は「今が一番元気」
*亡くなる瞬間は、本人が選ぶ
*「具合が悪くなったら入院」が良い選択とは限らない
*「介護休業」は、介護と仕事の両立のための準備期間
*無理に言葉はかけなくてもいい etc.
内容説明
「幸せな最期」を過ごすヒント満載。「最期の時間」をどう過ごすかで、遺された人たちのその後の人生も変わってくる。
目次
納得する最期は自分たちで決める
状況を知ることが、豊かに過ごすためのポイント
「受け入れる」ことで納得のいく過ごし方ができる
意思は言葉で伝えよう
「もしも」の話は早めにする
自宅・病院・施設、それぞれのメリット
在宅医療とはどんなもの?
お一人さまでも家で過ごせる
希望と現実との折り合いのつけ方
言うだけでなく、行動しよう
家族だからこそ、できるケアもある
がんの緩和ケアは、早期から
抗がん剤のやめ時も、豊かに過ごすために大切
がん終末期は、決断も行動もスピードが命
終末期は頑張らない選択も必要
延命治療を正しく理解する
「具合が悪くなったら入院」が良い選択とは限らない
理想は、本人と家族と医療者・介護者がワンチームになれること
遠い親戚に注意
家族も自分の人生を大切に
かける言葉と幸せ感じ力
著者等紹介
中村明澄[ナカムラアスミ]
医療法人社団澄乃会理事長。向日葵クリニック院長。緩和医療専門医・在宅医療専門医・家庭医療専門医。2000年東京女子医科大学卒業。山村の医療を学びに行った学生時代に初めて在宅医療に触れる。病気がありながらも自宅で生活を続けられる可能性に感激し在宅医療を志す。11年より在宅医療に従事し、12年8月に千葉市のクリニックを承継。17年11月に千葉県八千代市に向日葵クリニックとして移転。向日葵ナースステーション(訪問看護ステーション)・メディカルホームKuKuRu(緩和ケアの専門施設)を併設し、地域の高齢者医療と緩和ケアに力を注いでいる。病院、特別支援学校、高齢者の福祉施設などで、ミュージカルの上演を通して楽しい時間を届けるNPO法人「キャトル・リーフ」理事長としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヨハネス