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内容説明
「大開花」以来、世界は奇怪な密林「ジャンクル」と化した。ソバグリの庄のハレタは疫病をもたらしたとされ、身重の母ユウヒ、婚約者でもある双子の弟カゲリとともに、故郷を追放される。頭に植えたタンポポのパラプラ「ヘルシーロゼッタ」がイマイチ気に入らないハレタは、パラプラに頼らず生きられるという伝説の楽園「ヴェスペルディア」に憧れ、彼の地を目指すことを決意するが―。木村航が挑むジュブナイルの新境地。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らゆ
3
カズアキさんの画集から発見。独特な世界観に、あっという間に引き込まれました。『大開花』以降、植物が支配するようになった世界。そこではみな『パラプラ』と呼ばれる植物を頭に植え、それに侵食されながらも助けられて生きていく。ハルタは『パラプラ』に縛られずに生きる道を探すため『楽園』を目指すが……。果たして彼女らは辿り着けたのでしょうか? え、続きってあります、よね?? こんなところで投げられてどうしろと……! とりあえずピーヤン可愛かったです。育ててみたい。2011/05/26
kinaba
1
植物が圧倒的優位となった未来、というと『地球の長い午後』などを思い出すけれど、また違う、より共生化された世界。恋愛の形もまた変わったり変わらなかったりする…という描写が垣間見えるのも興味深いんだけど、問題は、続き出るんですかこれ…?2011/03/14
永山祐介
1
冒頭から独自の世界観を説明なしで叩き込んでくるため、序盤を読むのに少し梃子摺りますが、徐々に説明が入り、状況が見えてくると面白さが増してきますね。2006/04/17
とめ
0
だいぶ昔に読んだ本ですが。絵柄に惹かれて買った記憶があるけれど、世界観とか結構好きだったので続きでないかなー?と、ずっと気になってた事を思い出して検索してみたのですが、続編でてないのですね…気になってモヤモヤする!
miruna
0
生殖と死のお話。そしてやっぱり異界としての森。2009/12/27