ファミ通文庫
三月、七日。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784757718357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『幸せになんてなれるわけない。いい事なんて起こるわけない。友達なんてできるわけがない』『自分は無理をしているのだろうか。無理をするのは悪い事なのだろうか』孤独で寂しがり屋な少女、七日。優等生を演じ続ける少年、三月。高校一年の春間近な日。クラスメートとのキス。運命の悪戯か偶然か、二人は出会い、惹かれていく―。拙くも、キュンと切ない、少年と少女の恋の軌跡。

著者等紹介

森橋ビンゴ[モリハシビンゴ]
1979年生まれ。小池一夫教授に師事した、大阪芸術大学映像学科在学中の2002年に第3回「えんため大賞」ドラマ企画書部門優秀賞を受賞し、自ら小説化した『刀京始末網―ヒツジノウタ―』でデビュー。現在は、ゲームメーカーにて専らゲーム制作の日々
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サエズリ割津

17
面白かった。父の死に引け目を感じている寂しがりやな少女「七日」と優等生を演じる少年「三月」がふとしたきっかけで次第に惹かれあっていく青春恋愛もの。であれば凡百の作品と変わらないのだけどそこは森橋ビンゴということできっちりニッチな作品に仕上げるあたりは流石だなと。青臭いといってしまえばそれまでだが、それでいてなお「愛」とは何か「大人」って何なのかを考えさせてくれるようなそんな作品でした。続きがあるようなのでそちらも読みます。2016/06/13

KEI

16
購入。正直、ストーリーに目新しいものはなかった。が、三月(表紙左の男の子の名前)の七日(右側の女の子の名前)に対する感情の推移は思春期男子っぽい、と思った。簡単に割り切れるものではないし、僕でも気が狂うだろう。正直、もっとドロドロな展開でも良かったんだが、ラノベじゃなくなるな(苦笑)。続きも一応読もうと思う。2010/11/23

ツバサ

15
家族と発覚するタイミングが最悪で複雑な気持ちにさせてくれるな。こうなるなら出会わなければいいのにって思ったら負けですね、このどうしょうもない感が堪らなく好きです。2016/10/19

青雲空

12
昔から若者が鬱々悩むのは、恋と家族関係。森橋ビンゴはラノベで伝統的文学ネタをうまく書く。 この作家が売れ筋に乗らないのが不思議。2017/01/10

ブロッケン

11
はーーーーーーー好き。いや、もう、好き。この触れたら割れて壊れてしまいそうなこの儚げな雰囲気。東雲侑子シリーズを読んでこの作者を知ったけど、こういうこそばゆい青春モノを書かせたら本当にうまい。個人的には藤井真希さんが最後にちゃんと報われてよかった。本気で主人公のことを好きになるこが破れたまま終わってしまうのは本当に見てて辛い。確信に触れるあの設定というか出来事がなかったら三月の心は間違いなく七日に行ってたわけだし。いや、藤井さんが好きすぎる・・・。単巻で終わってもいい出来だったが続きがあるようなので読む。2019/01/16

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