日本史研究叢刊<br> 奈良時代政治史の諸相

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日本史研究叢刊
奈良時代政治史の諸相

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  • サイズ A5変判/ページ数 216p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757611108
  • NDC分類 210.35
  • Cコード C3321

内容説明

政変・政争が繰り返された奈良時代政治史の諸相を解明。奈良時代には幾度となく政変・政争が繰り返されたが、その原因は天武天皇・持統女帝の唯一の子 草壁皇太子の皇統を護持しようとする皇位継承を原因としたものであった。その草壁皇統も独身の孝謙女帝を最後として絶えることになって、皇位継承問題は皇親だけでなく公卿官人をも巻き込んで苛烈な政治闘争を現出させた。そのような政治推移のなかでの元正女帝・聖武天皇即位と藤原氏との関与を検討し、藤原四子体制や藤原広嗣の乱の実態を検証、また聖武護位後の光明皇太后の政治的権力の行使と娘孝謙への認識をふまえて、女帝論の研究史を前提に孝謙の中継ぎ論を実証的に展開する。そして孝謙後の皇嗣問題をめぐっての道祖王と淳仁天皇擁立を主因とする藤原仲麻呂の政治動向に注視し、さらに草壁皇統を固守しようとする聖武孫王である氷上川継や公卿勢力と、あらたに天智天皇系新皇統成立を目指す桓武天皇による権力闘争などの奈良時代政治史の一齣に焦点をあわせて、その諸相を解明する。

目次

元正天皇即位をめぐる政治的考察
聖武天皇の即位と藤原麻呂の画策―元正天皇と藤原武智麻呂との政争一齣―
孝謙女帝中継ぎ試論―母后光明皇太后からみた娘孝謙女帝―
道祖王立太子についての一試論―聖武太上天皇遺詔の意図と背景―
孝謙女帝と淳仁天皇の関係―入婿説の否定―
淳仁天皇の妻妾と後宮
氷上志計志麻呂・川継兄弟の生年―聖武天皇々孫の皇嗣問題―
氷上川継の事件再論―榎村寛之氏著「不破内親王と氷上川継の乱」に反駁す―
竹野女王について―出自、後宮と政権―
藤原仲成と妹東子の入内
桓武天皇と皇位継承―姪五百井女王と甥五百枝王姉弟―
藤原式家衰亡の一要因―藤原宅美の存在―
他戸皇太子と「不穆」だった「帝」は光仁か桓武か―『類聚国史』巻七十九、延暦二十二年正月壬戌条の疑問―
林裕二氏の「藤原四子論」への疑問と課題
北啓太氏著『(人物叢書)藤原広嗣』を評す

著者等紹介

木本好信[キモトヨシノブ]
1950年12月兵庫県生まれ。2003年3月博士(学術)。駒澤大学・国士舘大学・法政大学・日本大学大学院非常勤講師、山形県立米沢女子短期大学教授をへて甲子園短期大学教授・学長、龍谷大学文学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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