内容説明
日本民族は朝鮮半島の洛東江流域に古代文明の華を咲かせた伽耶族の後裔である。したがって、古代日本語は慶尚道の方言である。日韓両語の「音韻変化の法則」によって『日本書紀』斉明紀の謎とされる歌謡を解明することができる。奈良朝以前の日本語と平安朝以後の日本語の違いは、奈良朝までは8つあったと思われる母音が、5つに減少したことから日本語の悲劇が始まったことである。
目次
第1章 日本語のルーツは古代朝鮮語である(はっきりする日本語の故郷;「ヤマト言葉」の遠い旅 ほか)
第2章 日本語の古代史(音韻変化の法則;日本語の悲劇 ほか)
第3章 古代史を読み直す(「邪馬台国」とは何か;幻の「ウガヤ王朝」 ほか)
第4章 古代朝鮮語を復元する(古代からの決まり事;地名と風習の出自 ほか)
著者等紹介
朴炳植[パクビョングシク]
1930年朝鮮民主主義人民共和国の咸鏡北道に生まれる。高麗大学校経営大学院修了。海外建設業会社を興し、韓国経済の発展に活躍。韓国経済界を離れてからニューヨークで古代言語研究生活に入る。日韓両語の「音韻変化の法則」を創始し、『日本書記』の不明とされていた歌謡を解明するなど、衝撃を与えた。現在韓国に在住
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