内容説明
俳諧の聖地。東山を北にたどった先に、小ぶりながら、俳句をやる人にとっては忘れられない寺があります。金福寺、蕪村が眠る寺として知られ、蕪村一門が協力してつくり上げた芭蕉庵がある寺としても有名です。また、蕪村自筆の芭蕉像も昔のままに残されています。江戸時代、寺を訪れた人びとは、俳句や和歌、漢詩を詠んで書き残してきました。百年にわたる作品が、この度一挙に公開されることになりました。それがこの本です。
目次
金福寺の紹介と「金福寺参詣記」発見の経緯
芭蕉庵蕪村碑 金福寺参詣記(壹;貮)
著者等紹介
藤田真一[フジタシンイチ]
1949年生。関西大学名誉教授。大阪大学文学研究科博士後期課程修了(博士)。専攻、日本近世文学(俳諧)
富田志津子[トミタシズコ]
1955年生。姫路獨協大学人間社会学群教授。大阪大学文学研究科博士後期課程修了(博士)。専攻、日本近世文学(俳諧)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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