研究叢書<br> 近世寺社伝資料『和州寺社記』・『伽藍開基記』

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研究叢書
近世寺社伝資料『和州寺社記』・『伽藍開基記』

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  • サイズ A5判/ページ数 568p
  • 商品コード 9784757608221
  • NDC分類 185.91
  • Cコード C3393

出版社内容情報

二作品は、大和国の、そして日本各地の寺院に関わる多様な情報を集成した説話伝承の宝庫である。初の全文翻刻に詳細な解説を提供する近世において、前代までに蓄積されてきた寺社の縁起や高僧の伝記は、どのような形で継承されつつ、新たな展開を見せていくのか。同時代の情報はそこでどのように汲み上げられているのか。
 本書に収録した『和州寺社記』(二巻・寛文年間成立、底本内閣文庫蔵本)と『伽藍開基記』(十巻・元禄五年刊、底本筑波大学付属図書館蔵本)は、このような疑問に迫っていく上できわめて有益な作品である。二作品は、大和国の、そして東北から九州に及ぶ日本各地の寺院に関わる多様な情報を集成している。まさに縁起・伝記の広大な沃野である。後代の作品にしばしば利用されていることも見逃せない。
このたびの刊行では、初の全文翻刻と詳細な解題並びに両書の主要固有名詞(人名・地名・書名)索引を提供する。文学・歴史・宗教・地理学などの諸分野で俎上に載せられ、研究拡充の礎となること、さらに中世と近世との連環を探る契機にもなることを期待する。(393字)
?本書の特徴。
・収録寺数、四五〇あまり
・説話伝承の宝庫
・ふりがな・返点等も含めた忠実な翻刻
・寺社については現在地などの情報も掲載
・詳細な解題
・両書の主要固有名詞(人名・地名・書名)索引を附した

序                        
『和州寺社記』
  凡例
巻上・巻下
 近世大和国地誌史における『和州寺社記』の位置―『和州寺社記』解題―  
 『和州寺社記』収録寺社分布図                 
『伽藍開基記』
  凡例
巻第一?巻第十
 近世における寺誌・僧伝の形成と受容―『伽藍開基記』解題―
 『伽藍開基記』収録寺社地域別所在一覧                    
あとがき                                           
索引(神仏名・人名、地名・寺社名、書名)


神戸説話研究会[コウベセツワケンキュウカイ]
池上洵一(神戸大学名誉教授)/田中宗博(大阪府立大学人間社会学部教授)/池上保之(大阪府立大学大学院在学中)/内田澪子(お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター研究協力員)/大坪亮介(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)/加美甲多(京都精華大学人文学部専任講師)/木下華子(ノートルダム清心女子大学文学部准教授)/久留島元(同志社大学嘱託講師)/柴田芳成(大阪大学日本語日本文化教育センター准教授)/旅田孟(大阪府立大学大学院在学中)/原田寛子(神戸大学大学院(博))/ 本井牧子(筑波大学人文社会系准教授)/
森田貴之(南山大学人文学部准教授)/山崎淳(日本大学生物資源科学部准教授)/San Emeterio Cabanes Gonzaloサン エメテリオ カバネス ゴンサロ(マドリッド自治大学東アジア研究学部講師)

内容説明

近世において、前代までに蓄積されてきた寺社の縁起や高僧の伝記は、どのような形で継承されつつ、新たな展開を見せていくのか。本書収録の二作品は、このような疑問に迫っていく上できわめて有益な資料である。大和国の、そして東北から九州に及ぶ日本各地の寺院に関わる多様な情報を集成した、まさに縁起・伝記の広大な沃野であり、後代の作品にしばしば利用されていることも見逃せない。本書の刊行は、文学・歴史・宗教・地理学などの諸分野での研究拡充の礎、さらには中世と近世との連環を探る契機ともなろう。

目次

『和州寺社記』
『伽藍開基記』