PHP文庫<br> 世界の今を読み解く政治思想マトリックス

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PHP文庫
世界の今を読み解く政治思想マトリックス

  • 茂木 誠【著】
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  • PHP研究所(2024/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569903880
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C0122

出版社内容情報

「保守」vs.「リベラル」は、もう古い!

カリスマ予備校講師、歴史系YouTuberである著者が、マトリックス図を使って複雑な世界の政治対立をシンプルに整理する。

「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」と、よく言われます。

どうやら、政治思想を説明するうえで、もっともベーシックな対立構造が、「右派」VS.「左派」ということのようです。

そもそも政治思想において、何が「左」で、何が「右」なのでしょうか?

アメリカの二大政党は、「右」の共和党と「左」の民主党です。

共和党は北部の大資本家の支持をバックに成立し、これに対する民主党は労働者の政党として、社会保障政策や労働者保護法の制定など、弱者の側に立った政策を実施してきた――と世界史の教科書には書いてあります。

歴史的には、これは間違いではありません。

ところが、2016年のアメリカ大統領選挙では、「右」と思われてきた共和党のドナルド・トランプが「アメリカ人の雇用を取り戻す!」と訴え、もともと民主党支持だった労働者層の支持を受けて当選しました。

民主党と共和党の役割が、入れ替わったようにも見えます。

同じような現象がヨーロッパ諸国でも起こり、「右」と思われてきた政党が大躍進しています。

いったい何が起こっているのでしょうか?

ここまで複雑になると、「右」か「左」かという一次元の直線では説明がつかなくなります。

x軸にy軸を加えた座標軸を考案したのは哲学者であり数学者のデカルトですが、x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現したのが、米国の政治学者デイヴィッド・ノーランです。

本書では、この「ノーラン・チャート」を応用して、さまざまな時代、さまざまな国の政治思想のせめぎ合いを、「政治思想マトリックス」として示していきましょう。

複雑に見える世界の政治対立が、実はシンプルなものなのだと、はっきりわかるはずです。

【目次】
●第1章:ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」
●第2章:「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活
●第3章:「超国家EU」崩壊の序曲
●第4章:グローバル化するイスラム革命
●最終章:敗戦後日本の政治思想史と未来

※本書は、2020年11月にPHP研究所から刊行された『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』を改題し、加筆・修正したものです。

内容説明

「保守」vs.「リベラル」はもう古い!アメリカ大統領選挙/中東問題/ウクライナ情勢。複雑な世界の政治対立をシンプルに整理できる!

目次

第1章 ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」(フランス革命によって生まれた「右派」vs.「左派」;世界に先駆けたイギリスの「政治システム」 ほか)
第2章 「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活(中国の裏切りで幕を開けた「米中冷戦」の因縁;「中ソ対立」から始まった米中蜜月 ほか)
第3章 「超国家EU」崩壊の序曲(超大国アメリカへの対抗として、新たな国家が生まれた;「上から目線のEU」に、キレたイギリス ほか)
第4章 グローバル化するイスラム革命(「革命の輸出」とグローバリズム;「遠隔操作」で、世界革命を推進せよ! ほか)
最終章 敗戦後日本の政治思想史と未来(アメリカの従属国として始まった戦後日本;社会主義勢力vs.自民党 ほか)

著者等紹介

茂木誠[モギマコト]
作家、予備校講師、歴史系YouTuber。駿台予備学校、N予備校で世界史担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三井剛一

23
政治思想という堅苦しい内容ながら、おもしろくて一気読みしてしまった。教科書的な時系列に出来事を羅列するのではなく、各国、各党の思惑やストーリー性がわかりおもしろい。ルーズベルト大統領が「リベラル」の意味を転換させたことで、「保守」との考え方の違いに混乱が起こったと感じた。昨今、貧富の格差が叫ばれるなか、資本論などが見直される流れは、繰り返されてきたこと。石破総理の外交、経済政策はどちらへ向かうのか。2025/02/24

しんえい

4
グローバルとナショナリズム、自由と平等というそれぞれの対立を元にマトリクスを作り、近代の政治思想とその変遷を探る。政治史やそれぞれの政党が持つ思想などについての知識が全くない私のような人間にも読みやすい。著者自身はだいぶ保守的ナショナリストであるように感じた。2025/03/10

けん

2
近代史における世界の政治思想の変遷について、わかりやすく解説してくれている。今世界で起こっていることの背景、そして歴史が大きな物語としてずっとつながっていることがよく理解できる。2024/08/14

Kensuke Watanabe

1
ふじいげんきの本から続けてこちらに。 左右のシンプルな話ではないよね、ということでマトリックスにて近代から現代の政治や国際情勢の変遷をざっくり説明してくれるわかりやすい本。 著者自身はナショナリストなんだろうので、次はグローバリストによる解説本を読んでみたい2025/04/05

1
マトリックスを用いて政治を解説する専門家が増えた印象ですが、それだけ現代政治が右派と左派の二項対立で収まり切らないくらい混沌としているのでしょう。本書は改訂前から時を経た菅・岸田政権下の政治について少しだけ加筆されています。安倍元首相の銃殺後、自民党政権は親米・親中両派の言いなり政治に拍車がかかりました。重要法案が外国の意向で立法化されるようなシステムに待ったをかけるには、いい加減国民が政治に関心を持ち、正しく情報を得て判断することが大事だと思いました。

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