研究叢書<br> 近世武家社会における待遇表現体系の研究―桑名藩下級武士による『桑名日記』を例として

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研究叢書
近世武家社会における待遇表現体系の研究―桑名藩下級武士による『桑名日記』を例として

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  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757607231
  • NDC分類 810.25
  • Cコード C3381

内容説明

近世末期桑名藩の下級武士・渡部平太夫によって書かれた『桑名日記』には、家族や藩士との日々の生活の様子を綴った生き生きとした口語的な文体のなかに、多彩な待遇表現形式がみられる。本書では、そうした『桑名日記』にみられる多彩な待遇表現形式について、およそ十年にもおよぶ日記の内容や、桑名藩に残る周辺の歴史史料からわかる人間関係や場面との相関から、その運用実態を精細に記述する。また、運用実態の記述をとおして把握した待遇表現体系が、いかなるものであるのかを、近世末期桑名藩の下級武士の生活のありようや社会構造とのかかわりから読み解く。

目次

第1部 『桑名日記』と近世末期桑名藩の下級武士とその家族(『桑名日記』と桑名藩に残る歴史史料;『桑名日記』に登場する藩士とその家族の属性;近世末期桑名藩の下級武士とその家族の生活)
第2部 『桑名日記』にみる近世末期桑名藩の下級武士とその家族の待遇表現(「来ル」を意味する尊敬語;命令形による命令表現;授受補助動詞クレル類命令形による働きかけの表現;述部待遇表現形式の体系間における待遇価値の異同;人称代名詞)
第3部 近世末期桑名藩の下級武士とその家族の待遇表現体系の性格をめぐって(第三者待遇表現の運用上の特質;待遇表現の使い分けに関わる場面の内実―平太夫の一日の生活に着目して;体系分化の方向性と社会構造との相関からみた待遇表現体系の性格;近世末期桑名藩の下級武士とその家族の武家のことばとしての待遇表現体系;近世語研究への展望)

著者等紹介

佐藤志帆子[サトウシホコ]
1982年札幌市に生まれる。静岡市(旧清水市)で育つ。2005年立命館大学文学部卒業。2011年東北大学大学院文学研究科(国語学専攻)博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、佐賀大学文化教育学部講師。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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