内容説明
『万葉集』の普及啓蒙や、飛鳥をはじめ全国の万葉故地保存運動に多大な尽力を惜しまなかった犬養孝博士の功績を語ることは、戦中・戦後史、ひいては万葉故地の地域民衆史に想いを馳せることにも繋がる。書生として身近で博士の学恩を受けた筆者による、“犬養万葉”とその記録。
目次
「無限曠野」の万葉歌
粉浜のシジミ
「あすか風」―犬養孝生誕百年記念碑建立
市民が建てた堺万葉歌碑
故郷に結ぶ万葉の心
甘樫丘万葉歌碑
「草深百合」万葉歌碑
鰻捕りめせ
「神中」生への犬養書簡
高師の浜の松韻〔ほか〕
著者等紹介
山内英正[ヤマウチヒデマサ]
大阪大学文学研究科博士課程退学。現在、甲陽学院高等学校教諭、南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館運営協力委員・白鹿記念酒造博物館評議員。専攻は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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