目次
序章 上海文学における新たな「地域性」の構想
第一章 「地域性」を再考する「上海ノスタルジア」
第二章 上海文化論的言説としての「蘇北叙述」
第三章 方言修正による「叙言分離体」の浮上
第四章 『繁花』初稿の誕生と方言使用―「弄堂網」と投稿の前期段階を中心に―
終章 新たな「地域性」の可能性へ向けて
付録 私の精神的な故郷である上海―『繁花』邦訳者・浦元里花との対話
著者等紹介
賈海濤[カカイトウ]
1993年生まれ。中国上海出身。華東師範大学中文系卒業。一橋大学言語社会研究科修士課程修了、同研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神奈川大学外国語学部中国語学科外国人特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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