研究叢書<br> 源氏物語の構想と漢詩文

研究叢書
源氏物語の構想と漢詩文

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  • サイズ A5判/ページ数 346p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757605046
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C3395

内容説明

源氏物語は、長編の物語であり、多面的な作品である。短編的な面白さも充分にあるが、しっかりとした構想のもとに書かれているという印象がある。その全体構想について一概に論ずることは難しいが、主に漢詩文の受容という視点から考察を加えた。

目次

第1部 源氏物語の長編構想と漢詩文(明石の姫君誕生祝賀歌と仏典比喩譚―算賀歌の発想に関連して;算賀の詩歌と源氏物語―「山」と「水」の構図;雲の「しるし」と源氏物語―野に遺賢無し;源氏物語松風巻と仙査説話;源氏物語の春秋争いと元白・劉白詩;李夫人と桐壷巻再論―「魂」と「おもかげ」)
第2部 「松竹」と源氏物語(「松風」と「琴」―新撰万葉集から源氏物語へ;「松」の神性と源氏物語;菅原道真の「松竹」と源氏物語;源氏物語柏木巻における白詩受容―元〓(しん)の死と柏木の死)
第3部 平安朝漢詩の周辺(菅原道真の子を悼む詩と白詩;藤原時平について;京都―平安京と源氏物語)

著者等紹介

新間一美[シンマカズヨシ]
昭和24年(1949)千葉県船橋市生。昭和54年(1979)京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。昭和55年(1980)甲南大学文学部講師(専任)。平成15年(2003)京都大学博士(文学)。平成17年(2005)京都女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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