内容説明
歌人であり、歌論・随筆・説話のシャンルで著作を残し、また音楽家でもあった長明であるから、作品論・思想論・長明伝等、多岐にわたる研究が蓄積され続けている。しかしながら、研究の現在においてなお、不分明な部分や看過されてきた部分は多い。また、多岐にわたるが故に、個々の研究においては、必ずしも根底に長明という視点を必要としない研究も多い。本書は根底に長明論を据え、不分明な部分や看過されてきた部分を含めて各論を成したものである。
目次
第1部 鴨長明(長明とその作品;長明の数寄と仏道)
第2部 その周辺(藤原定家;周辺の人と文学)
著者等紹介
今村みゑ子[イマムラミエコ]
1948年静岡県に生まれる(旧姓金森)。1971年お茶の水女子大学文教育学部国語国文学科卒業。1994年お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科単位取得退学。2000年博士(人文科学)。現職、東京工芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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