内容説明
1946年上京後第1作目の「メリイクリスマス」から翌々年掲載の「酒の追憶」まで、戦後上京した直後の太宰治によって執筆され発表された作品についての論考を特輯。太宰治ビブリオグラフィー研究参考書2002~2004収載。
目次
作品論 特輯・「メリイクリスマス」から「酒の追憶」まで(去勢された唖い―太宰治「メリイクリスマス」論;「ヴィヨンの妻」の周辺;「父」論;太宰治「女神」小論;「朝」感応的(センシティブ)なテクスト
「犯人」の言葉
二重の「女装」―「饗応夫人」論
太宰治「酒の追憶」論―その演戯性について
「富嶽百景」論)
資料紹介(太宰治ビブリオグラフィー―研究参考書二〇〇二~二〇〇四)
作家論(石川淳と太宰治―「聖書」の活用から見えるもの;太宰治と聖書―一九四八年)
作品評釈(「葉」評釈(二)―アイロニーとフィクション
「走れメロス」評釈(一))
著者等紹介
山内祥史[ヤマノウチショウシ]
神戸女学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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