和泉選書<br> 三島由紀夫の詩と劇

個数:

和泉選書
三島由紀夫の詩と劇

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757604124
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1395

出版社内容情報

三島由紀夫の文学の最も内奥に秘められた彼の「詩」の問題について、少年時の詩作、『詩を書く少年』『海と夕焼』『午後の曳航』『仮面の告白』などの作品群を『豊饒の海』とも関連づけながら論じた「三島由紀夫の詩―ニセモノの詩人から小説家へ―」では、天才少年詩人が自身の贋物性に気づき覚醒することが小説家の誕生を促したことを人間と言葉の関係という観点からとりくむ。彼の作家と人間としての運命が語られている『近代能楽集』所収の八作品全てを能(謡曲)の翻案の方法を探るという基本姿勢を崩さず詳述。研究の遅れていた『熊野』『道成寺』にも正面からとりくみ、『近代能』には能そのものを現代に再生させようと意図した作品と原曲とは異なる現代的主題を扱った「能ばなれ」の作品とに大別する。『卒塔婆小町』『葵上』など前者は「閉じられた」構造を持ち、『熊野』『弱法師』など後者は作品が日常世界に「開かれ」て終るが、両者は三島の芸術と人生の運命を示すとする、など三島研究を画す作。

目次
一 三島由紀夫の詩 三島由紀夫の初期世界の考察―ニセモノの詩人から小説家へ―/二 三島由紀夫の劇―『近代能楽集』論― 1『邯鄲』論―花ざかりの悟り―/2『綾の鼓』論―輪廻転生する恋―/3『卒塔婆小町』論―輪廻転生するロマンと仏法の永遠―/4『葵上』論―あらかじめ失われた恋―/5『班女』論―正気の果ての狂気―/6『道成寺』論―意識の檻から日常へ―/7『熊野』論―「花」は権勢に抱かれる―/8『弱法師』論―閉ざされた詩の終焉…―/随想「道成寺」拝見/あとがき/初出一覧

内容説明

三島文学の最奥の謎を解く鍵は「詩」である。「ニセモノの詩人」はいかにして小説家になったのか。“三島由紀夫の詩”と今まであまり論じられなかった『道成寺』『熊野』をはじめ八作品すべてについて、能の原曲との関連を基にして論じた『近代能楽集』論。

目次

1 三島由紀夫の詩(三島由紀夫の初期世界の考察―ニセモノの詩人から小説家へ)
2 三島由紀夫の劇―『近代能楽集』論(『邯鄲』論―花ざかりの悟り;『綾の鼓』論―輪廻転生する恋;『卒塔婆小町』論―輪廻転生するロマンと仏法の永遠;『葵上』論―あらかじめ失われた恋;『班女』論―正気の果ての狂気;『道成寺』論―意識の檻から日常へ;『熊野』論―「花」は権勢に抱かれる;『弱法師』論―閉ざされた詩の終焉…)
随想「道成寺」拝見

著者等紹介

高橋和幸[タカハシカズユキ]
昭和25年(1950年)愛媛県生まれ。関西学院大学文学部卒。同大学院文学研究科博士後期課程単位取得により退学。同大学教学補佐、樟蔭女子短期大学を経て、大阪樟蔭女子大学助教授。美学に基づいて三島文学などの近代文学、能を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品