内容説明
著者は生前、全国すべての万葉故地を踏査し、風土に根ざした文芸学を提唱した。また、生涯に亘って万葉故地の景観保全にも情熱を注ぎ、無私の活動をおこなった。本書には、『大阪新聞』連載の珠玉の随想67編を収録した。今、万葉風土の実相が蘇る。
目次
飛鳥(大和国原;天の香久山 ほか)
大和(高円山;春日野 ほか)
紀伊(黒牛の海;藤白坂 ほか)
近江(近江大津宮;蒲生野 ほか)
北陸(越の雪山;味真野 ほか)
山陰(因幡の国庁)
内海(呉田塚―求女塚;処女塚 ほか)
筑紫(大宰府;“三笠の森” ほか)
著者等紹介
犬養孝[イヌカイタカシ]
1907年東京都に生まれる。1932年東京帝国大学文学部卒業。1962年文学博士。1970年大阪大学名誉教授。1981年甲南女子大学名誉教授。1986年明日香村名誉村民。1987年文化功労者。1998年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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