内容説明
21世紀に贈る言語文化財。日本の伝統文化と民衆の世界観の諸相を、生活語彙を通して、初めて明るみに出す。
目次
1 地名の海へ(地名を旅する;碆を追って ほか)
2 地名のレトリック(数量と地名;比喩と地名 ほか)
3 地名と方言(方言呼称に現れる地名;岩礁を意味する方言―ネ・クリ・ハエ・セ・シ・ソネ ほか)
4 地名の周辺(海岸部の地名と色名;海岸部の人名にちなむ地名 ほか)
5 地名の総合学を(命名視点と命名心理;地名研究の問題点 ほか)
著者等紹介
上野智子[ウエノサトコ]
1952年長崎県に生まれる。1978年広島大学大学院博士課程後期単位取得退学。1991年高知大学人文学部助教授を経て教授、現在に至る
室山敏昭[ムロヤマトシアキ]
広島大学名誉教授。生活語彙論・文化言語学
野林正路[ノバヤシマサミチ]
茨城大学名誉教授、文学博士。意味論・社会言語学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。