内容説明
戯曲は紀州弁に詩を与えた―。台詞(ことば)の芸術を追究し、関西演劇界に多大な足跡を残した「劇作」派の旗手、阪中正夫の為事を現代に問う。紀州方言を駆使した劇作家の作品集。
目次
第1部 詩集篇(六月は羽搏く;樹木を植ゑる ほか)
第2部 戯曲篇(鳥籠を毀す;馬―ファース ほか)
著者等紹介
半田美永[ハンダヨシナガ]
1947年8月、和歌山県生まれ。1978年3月、皇学館大学大学院博士課程単位取得修了。智弁学園和歌山中学・高等学校教諭等を経て、現在、皇学館大学文学部教授。著書に『紀伊半島をめぐる文人たち』(1987年1月、ゆのき書房)、『劇作家阪中正夫―伝記と資料』(1988年5月、和泉書院)、編著書に『阪中正夫集』(1979年6月、ゆのき書房)、『山塊―木城遺稿』(1984年5月、教育出版センター)、『証言阪中正夫』(1996年4月、和泉書院)、『伊勢志摩と近代文学』(1999年3月、和泉書院)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。