内容説明
本書は、近世の大和に関する論考を中心にまとめたものである。近世大和の産業と百姓一揆にかかわる論考や、思想史の論文で構成されている。
目次
序章 地方史研究の視座(地方史研究の課題;地域史研究と歴史教育)
第1章 近世大和の産業(近世における奈良晒の生産販売組織;晒屋におけるマニュファクチュア経営;奈良晒 ほか)
第2章 大和の百姓一揆(大和の龍門騒動;慶応二年富雄の一揆について;天誅組の変と農民闘争 ほか)
第3章 大和絣の創始者浅田松堂(江戸中期一地方町人の思想―大和絣の創始者浅田松堂の「家用遺言集」について;大和絣創始者浅田松堂の「家用遺言集」について)
終章 大和地方史研究事始