内容説明
ニュートンは、「万有引力の法則」を発見し、科学書『プリンキピア』を書いたことで有名な、イギリスの偉大な科学者です。子どものころからニュートンは、ものごとにじっくり取り組む性格で、自分で機械をくふうしてつくるのが大好きでした。そして、大人になってからも、ほとんどの時間を研究や実験のためにささげ、次つぎにすばらしい成果をあげていきました。
目次
村の小さな発明家
驚異の2年間
27歳の大学教授
フックとの論争
『プリンキピア』
真理の大海
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
99
図書館本 科学者として有名なニュートンさんですが、実は錬金術や不老不死の妙薬にも凝っていたという意外な一面も…。一見非科学的と思われますが、よくよく考察すると錬金術は核分裂や核融合のようなニュアンスですし、不老不死は救命や延命技術にもつながってきますよね。 そして幼少のころから手先が器用で機械いじりが得意だったとか?それなら余計錬金術がらみの技術系に向いていそうな性格です。2020/07/12
mitei
93
ガリレオ、ニュートン、アインシュタインと科学的に受け継がれる話しが感動する。ゆで卵と懐中時計を間違えてボイルして食べる逸話が面白かった。2010/01/28
アナクマ
32
23才。万有引力の法則は、ペスト禍による大学閉鎖で帰郷した2年間の独創涵養林住期に生まれた。そうか!月が慣性で飛び去らないのは地球の引力に引き寄せられて、つまり地球に向かって落ち続けているからだ!◉そのころボイルやフックが作っていた「無形の大学」グループが王立協会となる流れはもっと知りたい。◉45才『プリンキピア』出版後。国会議員としての唯一の発言「寒いから窓を閉めてくれ」(タモリか)や、真理という大海の波打ち際で遊ぶ子どもとしての自分。ガリレオ〜ニュートン〜アインシュタインへの知のリレーを描いて終。→2022/04/03
absinthe@読み聞かせメーター
10
小4の娘。ひとりよみ。賢すぎる彼の授業はついていける学生が少なく、すぐに閑古鳥になってしまったという。研究者として一流でも教育者としてはそうでなかったのか。科学者として有名な彼にもいろんな一面があった。2020/08/11
Sayaka
8
子供の本って本当に勉強になるなぁ〜と感心する日々。先日科学館に行ったので、ニュートンの本を借りてみた。ニュートンといえば『リンゴで引力』としか知らなかったけど、プリズムの発見やガリレオのを応用した望遠鏡の発明など、ガリレオと同じくらい天才!この歳で初めて、『何故月が地球の周りを回るのか』『何故惑星が太陽の周りを回るのか』を理解した。同時に自分が如何に不勉強か痛感。読後も、引力は距離の二乗に反比例する事が理解出来ない…何回か読もう。図書館のやけど。2017/06/07