- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > スク・エニ ガンガンC JOKER
出版社内容情報
全ての恋は、破滅を孕む。
「ハッピーシュガーライフ」で愛の深淵を描いた鍵空とみやきの最新作は【恋】をめぐるお話。高度なAIを搭載された愛玩人形【ドール】。彼らは「恋すること」を禁じられていた。恋をすると、ドールはバカになってしまうから。それでも彼らは、誰かを好きになってしまう。人のようで人ではないモノたち。恋は彼らを幸福にいざなうのか、それとも…?恋に恋する人形たちの、サイエンス・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽな
6
ハッピーシュガーライフの鍵空とみやき先生の最新作。ハッピーシュガーライフがアニメ見て滅茶苦茶刺さったので本作も読んでみた。人間の愛玩具として開発された高度なAIをもつドールが開発されている世界。よくある三原則があるわけだけどその一つに恋をしてはいけない決まりがありここが本作の肝。出荷前の調整として学園で日常を過ごしながら恋する感情を持て余しているドール達のラブコメが展開されていくんだけど前作の通りやっぱ楽しいラブコメでは終わらなかったw 恋により危ういまでの感情の高ぶりを見せるのは本作にも通じてていいねb2023/11/05
Negative Alternative
6
美しい容姿と自律型AIによる意思を持つ「ドール」達は、愛玩具として出荷されるまで、彼ら自身が運営する学校施設で暮らしている。しかし、ドール達の中で恋したものは、“バカ”になるとして廃棄される。そんな中、これは恋する権利を掲げるドール達と、人間に恋した(?)ドール・サーティンの物語。苛烈な設定に対しておどけたノリで話が進んでいくが、読後の後味は凄絶にして痛烈。何かに恋してしまう恐ろしさがシュールに或いはグロテスクに描かれる一方で、恋する瞬間的な美しさもまた鮮やかに描かれる。それらはきっと人にも通ずる普遍性。2022/11/06
ℳℯ
6
★★★★☆ ハッピーシュガーライフでお馴染みの鍵空とみやき先生の新作。先生にしては珍しくコメディ路線でいくのかな?と思った時代が私にもありました。恋をすると壊れてしまう人形たちの物語。人間に売られる前の、人形たちが育つ施設で『恋がしたい!』という人形たちが集まり、告白テロを行うことを決意。このあたりから嫌な予感がしていたが、もちろんホラーでした!サイコ最高!先生、目が笑ってないのよ…。今後の展開が楽しみで仕方ないので無理しない程度に毎秒単位で刊行して欲しい。2022/06/28
玉瑛
3
ポップさ、可愛らしさと不穏で物騒で、心苦しい描写が溢れてて、著者のらしさがふんだんに現れているなと感じた。2022/08/06
yusura
3
ハッピーシュガーライフから。絵が良い。話も良い。先生は悪い人の匂いがしますぞー。恋をすると顔が馬鹿になるは、一見コメディなんだけど、こういう人形の場合強い感情で表情が歪むと元に戻らないという設定は確かにあり得るというか、なかなか鋭いところを突いているというか、なるほどって思った。2022/07/22
-
- 和書
- 画廊の扉をあけて