出版社内容情報
もしロシアに明日があるとすればどこにあるのか?謎につつまれた魂の深淵に渾身の力をこめて迫る想像力のバトル!異色対論集
内容説明
自由なロシアに明日はあるか?もしあるとすれば、どこにあるのか。新たなロシア・ルネッサンスの可能性をめぐって、ロシア通の著者と9人のロシア研究家が謎につつまれた魂の深淵に渾身の力をこめて迫る想像力のバトル!ロシア史、歌謡、流民など“記録”に残らないロシア人の“記憶”の世界を探る異色対論集。
目次
ロシア史のラディカル・ヒストリー(山内昌之)
ジプシーは風に生きる(チョールヌイ・サーシャ)
風の記憶、血の記憶(三浦雅士)
書くことと歌うことと(ブラート・オクジャワ)
ロシア歌謡と流民の系譜(中村喜和)
記録への復讐がはじまる(吉岡忍)
今日のロシア、明日のロシア(ルイビン・ヴィクトール)
混沌たる魂のゆくえ(工藤精一郎)
ロシア的風景の未来像(木村浩)