内容説明
白の書、カイネ、エミール。いつしか共に旅をするようになった仲間たちの協力を得ながら、青年ニーアは妹ヨナを連れ去った魔王を探し続けていた。『石版』『贄』『人魚姫』『狼の巣』『双子』―ヨナを取り戻すため、ニーアは世界の核心に迫っていく。『NieR Replicant ver.1.22474487139…“ゲシュタルト計画回想録”』後編。
著者等紹介
映島巡[エイシマジュン]
福岡県出身。永嶋恵美名義の著書もある。2016年、「ババ抜き」で第69回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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彼方
7
下巻はカイネが目覚めた直後から。Bエンドの事もあってカイネもかなり語り部となっていて、復讐の後の心境がより伺えて切ない…エミールと船頭さんの会話やその後の顛末と…隙間部分の補完が助かる。レプリカントの赤子もこういう作りで…魔王戦前のゲシュタルト計画の説明も丁寧になっていて理解しやすく。でも崩壊体がどこから沸くのか…ニーアの話に終始していて、もっとこの世界の根本的な部分も知りたかったな…ゲームより最後があっさりしているのでそこも残念かも。ゲームプレイ済用向けの補完的な二冊でした。2021/06/30
かわ
6
全ルートの要素がごっちゃ混ぜに出てきて、これはこれで良き💕 ノベルパートも小説の流れで読むとより想像が捗って鬱。魔王関連の補完情報もありがたや。人魚姫と狼の話は本で読んでもウルっとしてしまうな。2021/09/15
ぺが
2
ゲーム未経験、amazarasiの「命にふさわしい」から入りこんでしまって、ゲームの実況映像を見たり、ゲームのノベライズまで読み始めてしまった。内容的にはなかなか興味深い、ただ残念なのは文章がちょっと稚拙なことかな。アニメも始まっているし、難解な世界観を補完する意味では良い本だと思う。2023/03/10
ヘキサカルボニル錯体
0
ゲームのノベライズってものの性質上ある程度仕方ないのかもしれないけど、あっさりしすぎ。本当にストーリーをサラッとなぞったという感じで、それどころかカットされた要素もある(エミールの「そうじゃないんだけどなあ」とか)。私はゲームもやってるからまだ自力で多少補完できるけど、これそもそも白の書がなんで一緒についてきたのかとか、この本だけ読んでもサッパリわかんなくないですか。え、説明なし?と思って思わず数ページ戻って確認してしまった。総合してあんまり満足度は高くないです。ゲーム未プレイ、あるいはコアなファン向け。2021/11/30