Square Enix novels
犬憑きさん〈下〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 434p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757525771
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

人を呪うために神社を訪れた少女は、ある人物との出会いをきっかけに殺人鬼ヤマヒコの謎へと向かう…。そして異端の犬憑き少女「楠瀬歩」の日常は暗い影をおびはじめ、やがてそれは最悪の事態へと続いてゆく。それぞれのルーツに迫る、学園怪奇小説―完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

20
ホラー系ラノベなのに、このほろ苦さが唐辺葉介さんらしくて良い。2018/02/21

sweetsnow

5
あくまでも「非現実」の象徴であった憑き物を徐々に精神的なものとしての「現実」に置き換えてゆく様は圧巻。憑き物筋は、どこにも居場所はない。見えたままでしあわせになれた人を知らない。結梨や歩はそう語る。大事にするものが出来たことによってマークが見えなくなった真琴や歩にとってのアユムという存在から、御門の言う「変なものを見える奴は狂っている」という考えは解らなくもないが、彼はこうも言っていた。「見えない奴らこそ狂っているのかもしれない」と。正解なんて、ない。ただ私は、歩のしあわせを祈らずにはいられないのだ。2009/06/02

tuppo

4
「今思うと完全にあれは共依存だったね。最悪の人間関係だわ」「そうかな?友情かもしれないよ」2017/06/12

ドバッシー

3
「どんなにひどい間違いをしてしまったあとでも、どんなに多くのものを失ったあとでも、生きているからには、死に方を考えるのではなく、幸福になるためにあがいた方がいいんじゃないでしょうか。生きなければ、意味ありません。」 真琴が死を目前にしたヒノエに言ったこのセリフは、SWANSONGの尼子司が全てを諦めてしまっている佐々木柚香に言った [醜くても、愚かでも、誰だって人間は素晴らしいです。幸福じゃなくっても人の一生は素晴らしいです。] というセリフを思い出させました。 諦めずに生きる強さを持ちたいと思いました 2019/04/13

もすぶるー

3
やっぱり、ライトノベルっぽくはないです。個人的に、この作者なので壮絶な人間ドラマを期待してました。ドロっとしてるんだけど、もっとドロドロっとして欲しいような。面白いんですけど、なにか物足りない気がしました。2011/12/28

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