内容説明
少女は同級生を殺したいと思う。理由な残酷ないじめを受けたから。殺害方法は蠱毒に決めた。蠱毒とは生け贄を必要とする残酷な呪いのことをいう…。女子校を舞台に陰で巻き起こるオカルト事件と、異端の犬憑き少女「楠瀬歩」の活躍を描く学園怪奇小説開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
20
唐辺さんにしてはライトで大人しい・・・。下巻ではどう出るのかな?♪2018/02/13
tuppo
3
前フリと信じたい平坦さ2017/06/12
CCC
3
ダークといえばダークなのかもしれないけど、わりあい自然にすっと入ってくる感じがあった。重いことを力を抜いて書けるのが、筆者の作風なのかもしれない。2015/02/09
吉兆
3
陰鬱でありながらポップであり女の子は可愛らしくもお話しはエグイです。2010/06/16
さぼ
3
⑧ 前作の時もそう感じたけど、この人は哲学や思想があまりにも素直に作品や生き方に溶け込んでいて、だからこそ読み手の感情に「それら」が本来反りの合わないものなのに/だからか自然と/不自然に交わってくる。「それら」の内容に関しては気持ち悪い、不穏だと取る人が多いようだけど、そんな感情的な+-の尺度で測れる次元に留まる小説ではない。そんな副次的なものはいい。確信した、唐辺葉介が大好きです。本作はイラストも作品もよりレーベルに合っている気がする。それが意外と好感触。2009/12/26