文春新書<br> 自滅するアメリカ帝国―日本よ、独立せよ

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文春新書
自滅するアメリカ帝国―日本よ、独立せよ

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608522
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0231

出版社内容情報

世界の覇権国家アメリカは、なぜ国際戦略を間違ったのか? 傲慢外交の本音を探ると共に、日本の安保体制の脆さにも警鐘を鳴らす。

内容説明

冷戦後、米国がとった「一極覇権戦略」は歴史上、異例のものだった。だが戦略は破綻した。今やアメリカ帝国は巨額の財政赤字に苦しみ、核は世界中にばらまかれ、中国の軍拡は止められない。米国に依存してきた日本の進むべき道は?ワシントン在住の日本人戦略家が書いた衝撃の書。

目次

まえがき 日本よ、目覚めよ
第1章 自国は神話化、敵国は悪魔化
第2章 驕れる一極覇権戦略
第3章 米国の「新外交理論」を論破する
第4章 非正規的戦争に直面する帝国
第5章 アメリカ人の“ミリテク・フェチ”現象
第6章 世界は多極化する―中・印・露の台頭
第7章 パックス・アメリカーナは終わった
終章 依存主義から脱却せよ

著者等紹介

伊藤貫[イトウカン]
1953年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部卒。コーネル大学で国際政治学を学ぶ。その後、ワシントンのビジネス・コンサルティング会社で、国際政治・米国金融政策のアナリストとして勤務。『フォーリン・ポリシー』『シカゴ・トリビューン』『ロサンジェルス・タイムズ』『諸君!』『正論』『Voice』『東洋経済』等に、外交評論と金融分析を執筆。CNN、CBS、NBC、BBC等の政治番組で、外交政策と金融問題を解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

30
世界は多極構造の中で均衡を維持し、大きな戦争を避けてきた。19世紀後半のドイツと米国の台頭により英国は大西洋では米国、極東では日本を同盟国として勢力圏を縮小。ところが、この両国が太平洋で激突。その後、米ソ二極構造を経てソ連崩壊後の米国の一極覇権という世界史上の異例事態が続いている。わが国の護憲左翼と親米保守は、対米依存という点では同じ穴の貉。思考停止に陥り、同盟国に自国の安全保障を任せるという根本的な過ちに気付かずにいる。米国の一国覇権は長くは続かない。わが国には自主防衛能力と独立した国家戦略が必要だ。2014/09/09

mazda

14
建国そのものがある意味布教活動だったのだから、自分たちの考え方が正しくお前が間違っている、という前提に立つのは当然です。これまでの外交を見ると、常に悪者を作りそれをやっつけることが正義という、一貫した政策を行ってきていることはすごいと思いますが、反発を買い続けることは必至です。歴史を持たない国の末路は、一体どういったものなのかとても気になります。2021/08/02

0717

12
冷戦後の米国が取った世界戦略、国際構造の一極化と世界覇権の掌握は失敗に終る事を詳細に解説する。個性の異なる国同士が互いに牽制しつつ共存を図るヨーロッパ伝統のバランス•オブ•パワー外交からすると、米国の取った一極化外交は全く異質なものであった。日本は米国の保護領としての環境に安住し、対米依存を続けていればすむ時代は終わった。台頭する中朝露勢力に対抗する国家戦略を構築し実行する必要がある。2015/04/29

兵衛介

9
アメリカの没落を説く本は数多いが、本書ほど論理的・説得的なものはなかった。そして中国の台頭は不可避であり、日本は普遍的な国際秩序であるバランス・オブ・パワーの一角を担って核武装し自立しなければ生き残っていかれないと説く。しかし、日本が核武装し自主外交を展開する姿よりも、最後までアメリカにしがみついて結局切り捨てられ、中国に飲み込まれる姿の方がリアルに想像できてしまう。2012/03/24

TS10

7
冷戦終焉後、アメリカは東欧やアフリカ、中東にまでその支配領域を拡大することを目論み、一極覇権戦略を実行しようとしたものの、ゲリラ戦や国内問題のために、それを諦めざるをえない。結果として、国際体制は多極化しつつあるのであり、日本はそのことに備えて核兵器を所有せよ、と説く。主な論旨には大方賛成だが、繰り返しが多く、他人の著作の引用が余りに多いのには閉口した。2024/04/18

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