中国臓器狩り

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  • サイズ B6判/ページ数 371,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757222601
  • NDC分類 494.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生きた人間から臓器を奪う。中国最大のタブーが、今、明らかにされる!

中国最大のタブー!

裁判にもかけられず、政府・軍公認のもと、生きたまま臓器を摘出され死亡した、多くの法輪功被害者の真実。
国連人権委員会、アメリカ議会、欧州議会で議論沸騰!

「本当に無実の人々が臓器狩りで殺されているという結論が
出た以上は、ただ黙って座っているわけにはいかない。」
(「はじめに」より)

PART1 証拠
第1章 調査の方法 
第2章 中国の人権状況
第3章 行方不明になった犠牲者たち
第4章 犠牲者はなぜ、血液検査をされるのか?
第5章 臓器移植を受ける患者
第6章 臓器移植を行う病院
第7章 電話取材による調査
第8章 世界第二位の臓器移植国、中国
第9章 蘇家屯強制収容所の報告 174
第10章 別のチームの調査も同じ結論に 197

PART2 証拠の基づく行動
第11章 中国政府の反応
第12章 法と現実との間にあるギャップ
第13章 臓器移植にかかわる医師たち
第14章 人権を追求するための戦略
第15章 「文化の違い」と「人権」
第16章 臓器狩りを終わらせるために

【編集者からのコメント】
「私の家族の一人が、法輪功学習者から臓器を収奪する事業にかかわっていました。
そのためわが家は大きな苦しみを味わってきました。」これは、本書の「はじめに」に出てくる、
著者が直接、インタビューしたアニー(仮名)の証言です。アニーの夫である外科医は、
蘇家屯強制収容所から送られてくる、2000人以上の法輪功学習者から、角膜をとる手術をさせられ、
それに耐え切れなくなり国外に出たといいます。その病院では、生きている法輪功学習者に心臓を止める注射をし、
流れ作業で、心臓、腎臓、肝臓、角膜を摘出し、最後は、ボイラーで焼却するため、
遺体は残らないのだそうです。思わず、「まさか!?」と言ってしまう話です。著者も、最初はそう思ったといいます。
しかし著者は、こうしたインタビューや証拠を積み上げて、ジグソーパズルを組み立てるように、
「臓器狩り」の全体像を描き出していきます。このショッキングな話の真偽に疑問を持った方は、
是非、本書を読み、確かめてみてください。弁護士である著者は、常に反証可能性を念頭に置き、
丁寧に、ひとつひとつと事実を検証していきます。感情的な言葉はなく、淡々とした文章ではありますが、
行間からは、深い悲しみと、やむにやまれぬ思いが伝わってきます。著者の思いを、あえて言葉にするなら、
「人間は人間として扱われるべきである」に尽きるでしょう。忘れてはいけないのは、これが、現在進行形の悲劇だということなのです。

【著者紹介】
【著者紹介】
デービッド・キルガー David Kilgour
政治家、弁護士。1941年、カナダ生まれ。マニトバ大経済学士号、トロント大法学士号を取得。バンクーバー市検察官、オタワ司法上級顧問を経て、1979~2006年までカナダ下院議員。アジア太平洋州担当大臣等を歴任。

デービッド・マタス David Matas
弁護士。1943年、カナダ生まれ。オックスフォード大法学士号取得。国連総会カナダ代表団メンバー、国際人権と民主発展センター長、カナダ憲法・国際法律条例主席などを歴任、現在、連邦法廷法律支部連絡委員会委員長。NGO「国際反拷問連盟」の共同委員長およびシニア法律顧問を務める。

【訳者紹介】
桜田直美 さくらだなおみ
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒。訳書は『アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。』『長寿と性格』(ともに清流出版)、『「PULL」の哲学』(主婦の友社)、『ハーバード大学教授が語る「老い」に負けない生き方』(アスペクト)、『10年後の世界』(角川書店)など翻訳書多数。

内容説明

裁判にもかけられず、政府・軍公認のもと、生きたまま臓器を摘出され死亡した、多くの法輪功被害者の真実。国連人権委員会、アメリカ議会、欧州議会で議論沸騰!

目次

1 証拠(調査の方法;中国の人権状況;行方不明になった犠牲者たち;犠牲者はなぜ、血液検査をされるのか?;臓器移植を受ける患者;臓器移植を行う病院;電話取材による調査;世界第二位の臓器移植国、中国;蘇家屯強制収容所の報告;別のチームの調査も同じ結論に)
2 証拠に基づく行動(中国政府の反応;法と現実との間にあるギャップ;臓器移植にかかわる医師たち;人権を追求するための戦略;「文化の違い」と「人権」;臓器狩りを終わらせるために)

著者等紹介

マタス,デービッド[マタス,デービッド] [Matas,David]
弁護士。1943年、カナダ生まれ。オックスフォード大法学士号取得。国連総会カナダ代表団メンバー、国際人権と民主発展センター長、カナダ憲法・国際法律条例主席などを歴任、現在、連邦法廷法律支部連絡委員会委員長。NGO「国際反拷問連盟」の共同委員長およびシニア法律顧問を務める

キルガー,デービッド[キルガー,デービッド] [Kilgour,David]
政治家、弁護士。1941年、カナダ生まれ。マニトバ大経済学士号、トロント大法学士号を取得。バンクーバー市検察官、オタワ司法上級顧問を経て、1979~2006年までカナダ下院議員。アジア太平洋州担当大臣等を歴任

桜田直美[サクラダナオミ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

69
法輪功学習者として収監された囚人たちが心臓を止める注射をされ、流れ作業で、心臓、腎臓、肝臓、角膜を摘出され、最後はボイラーで遺体を焼却。中国国家ぐるみの「臓器狩り」、「臓器売買」の実態を一つ一つの証拠やインタビューを積み上げて、全体像を世に告発した衝撃のレポート。本当に今の世の中でこんな事が行われているのか?中国ならこんなこと実際にやっているのだろう、という事の裏付けとなる1冊。ナチのホロコーストを彷彿とさせるおぞましい実態にただ、ただ驚愕。何故マスコミはこのような事実を報道しないのか!?2017/04/16

ねこまんま

38
臓器売買なんて小説の中の世界だと思っていましたが、本当にあるんですね。中国ならありえる・・・。法輪功の存在も知らなかった。日本でも臓器移植のニュースはあるが、全く報道されない。報道しない理由も分かるが、世界的にもっと問題視されないと!一方、世界に弾糾されても聞く耳もたないのが中国共産党。よくここまで調べたと思う。現代のこととは思えない恐ろしい事実です。2017/05/31

おかむら

33
BS世界のドキュメンタリー「馬三家からの手紙」を見て、中国の法輪功迫害問題を初めて知って、関連書籍で見つけた本。タイトルがかなり煽情的でトンデモ臭いのが惜しまれる。内容はカナダの人権派弁護士によるとても冷静な書き方で、中国での多すぎる臓器移植がほぼ黒にちかいグレーな状態だと信じるに足りすぎる。そしてストイックな健康法にすぎない法輪功がなぜカルトとされて執拗に迫害を受けているのかという分析も納得できる。さらにこの問題がメディアでほぼ報道されない理由も。この本よく出版できたなー。あとレビューの少なさも怖い。2018/10/28

サウス@大学生活始めました

13
通常移植のドナーを待つのに1-2年はかかることろが、中国へ渡れば1週間、金額も欧米と比べ半分以下。このシステム通常なら成立するわけが無いんです。臓器なんて予約して取れるものではないんです。でも臓器提供所がストックされ、いつでも新鮮な臓器を提供できる環境が有れば。生きた法輪功信者が臓器提供の為に殺されていると疑惑が持ち上がり、その調査結果をまとめた一冊。国家ぐるみでの闇の移植ビジネスと共に、現代の中国の体制へ切りこんだ1冊。普遍的な人権が叫ばれる時代に、超大国と呼ばれる中国に存在する、報道されない本当の話。2018/11/07

スウィーニー校長

11
★★★☆☆ 政府主導で金儲けの為に臓器を奪っている。安定供給のために、多くの人を収容所に拘束している。 この疑惑の調査だが、確実な証拠は無く慎重な言い回し。中国政府は、告発を否定するだけで調査を行わず、外部調査も拒否する。この態度は事実と認めているのに等しい。 本著では日本政府、日本人の関わりは書かれていない。つまり日本政府は中国政府に対し、何の圧力もかけていないということだろう。情けない。 しかし移植ビジネスに少なくない日本人が関わり、少なくない日本人が移植を受けていると想像する。2019/10/20

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