内容説明
CDが売れなくなり音楽産業が転換点を迎えたゼロ年代。そんな時代に根付いたオルタナティブ・ダンスミュージック、日本語ラップ、ネオ・フォークなど新しい“ニッポンの音楽現場”に迫る、「いま・ここ」の音楽ルポルタージュ決定版。
目次
第1章 ミラーボールを叩き落とせ―00年代のダンス(僕たちは神様の目を盗んでフリーク・アウトする;DISASTAR DISCO!!!!!!;ジャウトアップ・アンド・ダンス ほか)
第2章 新しいゲーム、新しいルール―00年代のラップ(すり鉢の底にて;ANARCHY;ストリートの経済 ほか)
第3章 耳をすませば、耳鳴りが聞こえる―00年代の歌(当たり前に奇跡的な毎日;前野健太;生きていかなきゃね ほか)
著者等紹介
磯部涼[イソベリョウ]
音楽ライター。1978年、千葉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たち屋たちや
12
古書お楽しみパック2020/04/02
乙郎さん
7
クラブカルチャーからネオフォークまで、現場に根差した視点から綴った音楽に関する文章。2004~2006年ごろのクラブカルチャーに関する文章には「青春」を感じるし、2009年以降の曽我部恵一や前野健太などについて書いた文章からは円熟したやさしい視線を感じる。とにかく、クラブに行ってみたくなる一冊。2012/06/16
nizimasu
2
音楽ライターの磯部氏の00年代なかばからの記事が読める。前半は、主にRAWLIFEというストラグルフォープライドのメンバー主宰のパーティの熱狂と当時の小箱でかわされたジャンルを超えた異種交配についてのアレコレ。そして後半は日本語ラップの中でもなかなかわからないアンダーグラウンドシーンについての言及がおおい。そこには現場感覚も去ることながら、そのばを一緒にシュアして楽しもうというスタンスも垣間見えて、頼もしい。でもちょっと表紙の装丁のイメージほど、軽くない。文章は重厚だ2012/01/04
かみのけモツレク
1
おっさんの日記2014/10/05
Syunichi Hasegawa
0
読み終えて、先日、飲みの席で元A&Rマンの「今の十代にとってギターを担いだバンドマンよりスタバでMacBook Airを開いている男の方がモテる、はず」という意見を思い出した。2012/05/06