内容説明
アメリカ国外発禁処分となった衝撃のノンフィクション！９・１１テロの真犯人、アルカイダの黒幕は誰か？本書にその実名を明かす。テロリストのみならず、米当局をも震撼させ、アメリカ国外への販売を禁じられた超問題作。イラク生まれのユダヤ人女性がテロリスト・ハンターとなった数奇な人生。
目次
第１章 脱出
第２章 閉ざされた夢
第３章 翻訳のからくり
第４章 ダル・アルヒジュラ
第５章 外交上のトラブル
第６章 金曜礼拝
第７章 ミレニアムの陰謀
第８章 怪物の顔
第９章 キャンペーン・マネー
第１０章 バーズ・オン・ファイア
第１１章 サウジ・コネクション
著者等紹介
鈴木主税［スズキチカラ］
１９３４年東京生まれ。翻訳グループ牧人舎代表。出版社勤務後、フリーランスの編集者を経て、現在は翻訳家。『栄光と夢』（全５巻、ウィリアム・マンチェスター著、草思社）は翻訳出版文化賞受賞。１９８５年翻訳グループ牧人舎を設立
中島由華［ナカジマユカ］
東京生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。出版社勤務を経て翻訳家に。翻訳グループ牧人舎に参加
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2024/03/18
コーキ
3
テロの根源を垣間見た気がします。巧妙なマネーロンダリング、過激なヘイトスピーチ、幼少期からの思想教育。著者の主張する「正義」には違和感を感じるところもありますが、イラクからイスラエル、アメリカと渡った一人の女性の生涯としての本書の読み応えは抜群です。後半のテロの資金源を突き止めていくところも興味深いですが、イラクでのユダヤ人差別から脱出する前半も考えさせられる内容でした。たとえば人は少数者を差別をせずにはいられないのか、と。あるいは深い憎悪はいったい人間のどこから生まれてくるのか、と。2015/04/03
