ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち

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ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757143470
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0011

出版社内容情報

自閉症の大人は世界をどう見ているか100人に1人の割合でいると言われる「自閉症スペクトラム」の人たち。「自閉症」というカテゴリーは当事者や社会をどう動かしてきたのか。「冷蔵庫ママ」理論から脳神経科学の最新成果までを歴史社会学の視点から分析し、仮想空間で生き生きとした交流と自己表現を繰り広げる自閉症アバターたちの知られざる脳内世界に迫る。

第1章 自閉症と出会う──仮想する脳を旅して
仮想の世界で自分と出会う人々/デジタルエスノグラフィー、事始め
第2章 自閉症の社会史──カテゴリーは人をどう動かしてきたか
自閉症カテゴリーの発達/自閉症の登場/「自閉症」のカミングアウト/ハリウッドの貢献と自閉症流行病説/
発言、行動する親たちと市民団体/コンピュータと脳神経科学の時代のニューロ・ダイバーシティ
第3章 過剰なる脳内世界──仮想空間の自閉症アバターたち
自閉症的経験を考える/概念の規定なしに直接体験される世界/自閉症自助グループに集うアバターたち/ア
バターが語る自閉症体験


池上 英子[イケガミ エイコ]
ニュー・スクール大学大学院社会学部教授。同大学社会変動研究所所長。専門は歴史社会学、社会理論、文化社会学。主な著書に『名誉と順応──サムライ精神の歴史社会学』『美と礼節の絆──日本における交際文化の政治的起源』(以上、NTT出版など)。

内容説明

大人になった自閉症の人は世界をどう見ているか。米国では約50人に1人いると言われる「自閉症スペクトラム」の人たち。仮想空間で遭遇した自閉症の人々が語っていた内面世界は、情報を過剰なままに取り込んでいる強烈な脳内景色、ハイパーワールドだった。「自閉症」の社会史への深い洞察と、仮想エスノグラフィーから見える世界を斬新にリポートする。

目次

第1章 自閉症と出会う―仮想する脳を旅して(仮想世界で自分と出会う人々;仮想エスノグラフィー、事始め)
第2章 自閉症の社会史―カテゴリーは人をどう動かしてきたか(自閉症カテゴリーの発達;自閉症の登場;「自閉症」のカミングアウト;ハリウッドの貢献;親たちを不安にさせた自閉症の原因説;発言し、行動する親たちと市民団体;コンピュータと脳神経科学の時代のニューロダイバーシティ)
第3章 過剰なる脳内世界―仮想空間の自閉症アバターたち(自閉症的経験を考える;概念の規定なしに直接体験される世界;自閉症自助グループに集うアバターたち;アバターが語る自閉症体験)

著者等紹介

池上英子[イケガミエイコ]
ニュー・スクール大学大学院社会学部Walter A.Eberstadt記念講座教授。専攻は歴史社会学、社会理論、文化社会学、ネットワーク論。ニューヨーク在住。お茶の水女子大学文教育学部国文学科卒業。日本経済新聞社勤務を経て筑波大学大学院地域研究科修士課程修了、ハーバード大学社会学部博士課程(1989 Ph.D.)、イェール大学大学院社会学部准教授、プリンストン高等研究所研究員などを経て現職。著書に『美と礼節の絆―日本における交際文化の政治的起源』(NTT出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

59
インターネット上に構築された3D仮想空間で自閉症者同士がアバター(デジタル世界の分身)を介して自分の体験を語り合うコミュニティサイト。そこではメンバーがそれぞれの自閉症的世界とどう付き合っているか、その経験をシェアし、グループ内に「共感」の念が共有されている。この本は、社会学者の池上英子さんが、仮想空間で自閉症スペクトラムの人々と交流を深めていった仮想エスノグラフィーによるリポートである。仮想空間で遭遇した自閉症の人々が語っていた内面世界は、情報を過剰なままに取り込んでいる強烈な脳内風景、ハイパーワールド2017/11/03

tom

24
社会学者の自閉症についての研究レポート。自閉症の人からの聞き取りをベースにして、彼らが生きてる世界を記述する。医者や心理学者が書くものとは一味違う。「彼らが語る内面世界は、情報を過剰にまで取り込んでいる脳内景色、ハイパーワールドだった。彼らは、強烈に、見、聞き、そして世界を感じているのかもしれない・・。原因は霧の中だけど、ハイパーな脳内世界を感じ取っているのは確かなようだ。そして彼らが見る世界は、そうじゃない人にとっても、豊かな世界を見せることになる」。読みながら、なるほどと思うこと多々。2023/07/05

踊る猫

14
ニューロダイバーシティ/定型発達者である著者が、ネットゲームの世界を通して発達障害/自閉症の人物たちと関わった体験が産んだノンフィクション。自閉症の研究の歴史もレオ・カナーから始まって薄く(良く言えばスマートに)纏められている。著者が社会学者である弱みもあり突っ込んだ考察が求められるところもあるが、海外の研究を踏まえて脳の成育の多様性に目を向け彼らが異常なのではなく彼らなりの世界の受容をしていると睨んだあたりは流石。文章も読みやすく、自閉症の世界の魅力を伝えるには充分なのではないか。多様性こそが重要なのだ2017/05/26

Natsuko

13
今月二冊目の仕事本。自閉症の人たちがバーチャル世界でアバターを作り自己形成しながら自由に意思表示している。雑音、におい、光がない世界で快適に自己表現している。以下附箋箇所。 ニューロダイバーシティ(神経回路の多様性)/NT(定型発達者)/1990¬~2000年代は不安と先鋭の時代「防衛 治癒 戦う」というワードが飛び交う/独特な身体表現は彼らの言語、日によって違いがあるかも/宮沢賢治の詩が彼らの共感覚を表現「いざよひの 月はつめたきくだものの 匂いをはなち現われにけり」2019/12/19

naohumi

8
自閉症スペクトラム障害。そういった方々が、仮想社会の中、アバターとして様々なことに参加したり経験を積んでいく姿が印象的。また、その過程において、 自閉症独自の特徴を学んだり、登場する個々の特性を鋭く描き出している印象があった。 仮想世界の話が中心かと思いきや、自閉症の方々の特性から来る生き辛さなども書かれており、そういった意味において「自閉症とは」についても学べる一冊でもあった。 仮想空間やアバターなど、一般的に社会福祉としてまだ広まっていない概念と、自閉症についてを学べる新しい感覚の本。2022/08/20

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