新興大国インドネシアの宗教市場と政治

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  • サイズ B6判/ページ数 205,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757143371
  • NDC分類 312.24
  • Cコード C0031

出版社内容情報

巨大な潜在市場をもつインドネシアの実像

世界第4位の人口大国インドネシア。1998年のスハルト政権崩壊後の民主化の動きのなかで、メディアに登場する商品化された宗教市場の様相や政党の選挙戦略の変遷を論じる。
今年7月には、大接戦の末に初の庶民出身大統領ジョコ・ウィドドが誕生した。
他のイスラーム圏とは違う大きな可能性に満ちた、インドネシアの独自性を考察する。

序 章
 「民主主義大国」インドネシア
 政治と宗教の市場
 標準化と商品化

第1章 インドネシアにおける政治・宗教市場の基本構造とその変化
 宗教と政治
 スハルト体制期におけるイスラーム化――マレーシアとの比較から
 民主化後の政党地図とイスラーム
 世論調査にみるイスラーム化の実態
 「敬虔さ」と政治的態度
 伝統主義と近代主義
 組織的所属
 小括

第2章 イスラーム主義の市場
 イスラーム主義出版市場の拡大と変化
 シーア派とその批判者
 カリフ制の樹立を目指す解放党
 武装闘争派のメディア戦略
 ジハードとフェイスブック

第3章 福祉正義党の台頭と限界――闘争から自己啓発へ
 民主化とイスラーム主義政党の台頭
 「開かれた政党」へ
 福祉正義党の「市場」――出版事業の分析から
 闘争から自己啓発へ

第4章 新たな宗教市場と政治
 大衆映画にみる「宗教」と「世俗」市場の融合
 「セレブ説教師」による宗教行為の商品化と政治

第5章 ジョコウィの台頭と政治・宗教市場
 「庶民派」の市長
 ジャカルタ州知事選と大統領への助走
 大統領候補への擁立と連立の論理
 ジョコウィ大統領誕生を可能にした政治と宗教の市場

終 章

【著者紹介】
1973年生まれ。岩手県立大学総合政策学部准教授。専門は、政治学、地域研究。著書に『インドネシア――イスラーム主義のゆくえ』(平凡社選書)がある。

内容説明

巨大な潜在市場を持つインドネシアを読み解く。中間層の拡大、宗教の「標準化」、そしてジョコ・ウィドドという初の庶民出身大統領の誕生。可能性に満ちたインドネシアのゆくえ。

目次

序章
第1章 インドネシアにおける政治・宗教市場の基本構造とその変化
第2章 イスラーム主義の市場
第3章 福祉正義党の台頭と限界―闘争から自己啓発へ
第4章 新たな宗教市場と政治
第5章 ジョコウィの台頭と政治・宗教市場
終章

著者等紹介

見市建[ミイチケン]
1973年生まれ。2002年神戸大学大学院国際協力研究科博士課程修了。同年、博士論文で第1回井植記念アジア太平洋研究奨励賞受賞。現在、岩手県立大学総合政策学部准教授。専門は、政治学、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makimakimasa

5
サラフィー主義の近代的ムハマディア≒国民信託党、ウラマー=キアイの寄り合いである伝統的NU≒民族覚醒党、イスラムは潜在的な反体制イデオロギーと警戒されたスハルト時代に唯一認められた開発統一党、主流の福祉正義党、そんなイスラム諸政党の得票率は低下傾向(1955年44%→99年38%→14年31%)で、背景に社会のイスラム化進行(無神論者=共産党員として粛清の恐怖感も)で世俗と融合し差別化が難しくなった点あり。尼語講師に先日薦められた『愛の章句』や、今ちょうど原作を読んでる『虹の兵士たち』など話題映画も登場。2020/11/21

takao

1
ふむ2019/09/08

yes5&3

0
再読。知人が何人かインドネシアに赴任していたのとジョコ・ウィドド大統領が話題になっていた2015年に初読。「宗教市場」というタイトルになるほどと思った記憶あり。インドネシアは先進国を含めても出版大国。本を通じて宗教(イスラム)の影響を広めている。過激なものとソフトなものと反発しあって、別の軸のナショナリズムもある。イスラム×国家、イスラム>国家、イスラム<国家・・・そこで、タイトルの「・・・と政治」となる。実に面白い。2021/10/23

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