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内容説明
TVアニメの地殻変動、劇場アニメの新潮流、傑作・名作・話題作、すべて目撃。毎年300本近い新作アニメが放映される現在だからこそ“併走する言葉”が必要だ。作り手が込めたしかけや、自分の心の動きにも切り込んで作品を見つめる。状況論から作品論まで、さまざまな切り口で迫るアニメの楽しみ。
目次
ロボットアニメにルネサンスは来るか
2004年アニメ映画を振り返って―
『BECK』を見逃してはならない
「非セカイ系」という挑戦
『星を継ぐ者』が指し示すこと
おもしろい作品に出会う方法
劇場版『鋼』の描こうとしたこと
大人の余裕を感じさせる作品たち
新番組に「普通のアニメ」を探す
アニメの「すそ野」と「飛び地」〔ほか〕
著者等紹介
藤津亮太[フジツリョウタ]
アニメ評論家、1968年静岡県生まれ。アニメに関するライティングを中心に活動。大学卒業後、新聞記者、週刊誌編集を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
4
2004年から2010年に渡ってアニメ誌に掲載されたコラムを纏めたもの。内容とかけ離れた提灯記事が殆どを占めるアニメ誌で、設定や当時の背景事情にまで及んだ包括的な記事を、誰もが観たアニメ映画からマニアックな深夜アニメまで展開している。ほぼリアルタイムでのコラムなので、アニメ映画が映画賞を受賞した前半期、深夜アニメの隆盛&ゴールデンアニメの撤退の中間期、双方の終焉の後半期と読むことも可能。そう考えると、アニメを「消費」しているのは萌え豚に限ったことではなく、全体の動きとも考えられるのが、何とも皮肉なもので。2011/10/31
snow peak
3
アニメについて深く考察しているのが伝わって来る。自分がアニメを見てもここまで思ったこと無かったなあ。こういう考え方も出来るのかと、読んでいて面白かった。続編もあるようなので、そちらも読んでみたい。2019/11/08
tindrum
1
「アニメ批評家宣言」を出した藤津亮太の2冊目のアニメ批評。「ニュータイプ」と「アニメージュ」で連載していたアニメ時評。総じてゼロ年代のアニメが切り開いた新しい地平を「セカイ系とは何か?」「普通のアニメ(映画で言う「B級映画」にあたる)とはなにか?」ということを具体的な作品を通して述べている。 2019/09/25
あんすこむたん
1
短い文章の中で、そのアニメの性質について深く表しているのが良い。アニメ業界についても触れているが、その部分もなかなか考えさせられるものがある。2015/05/23
emiko
1
この年代がそうだったのか、紹介されているアニメは見たものも見てみたくなるものもわりと少なくて地味な印象。2015/02/11
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