戦間期日本の社会集団とネットワーク―デモクラシーと中間団体

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757141827
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C3031

出版社内容情報

中間団体が戦前期の日本において、デモクラシーと市場経済におよぼしたプラス・マイナス両面の影響とは?

内容説明

リベラル・デモクラシーも市場経済も、自由と平等に最高の価値をおく社会秩序形成の装置である。こうした装置の機能を考える場合、一般には、国家と個人、市場と消費者といった、マクロとミクロの主体を対比させる図式を想定する。しかし現実には、国家と個人の間に存在する「中間団体」が、社会的秩序の形成・維持、破壊に重要な役割を演ずることがある。本書は時代を1910年代から30年代の「戦間期」に限定し、日本の政治集団、経済団体、メディア、生活運動などの社会集団が、戦間期日本のリベラル・デモクラシーと市場経済に与えたプラス・マイナスの影響を探る。

目次

第1部(昭和天皇・元老・宮中勢力の情報・ネットワークと政治;戦間期日本の政・軍関係―大正デモクラシーと軍事;帝国在郷軍人会と政治;大正期における政治結社―黒龍会の活動と人脈)
第2部(キャッスル事件をめぐる「怪情報」ネットワーク;新聞界における社会集団としての早稲田;民族知の制度化―日本民族学会の成立と変容;戦間期日本における知識人集団―黎明会を中心に;戦間期の法思想と「団体」の理論構成)
第3部(戦間期における「財界」の形成;戦間期日本の銀行間ネットワークと金融システム;「声価」概念と工業組合・輸出商―「声価」からみた戦間期の中間組織と中小企業政策;小作争議から無産農民学校設立運動へ―木崎村争議をめぐる社会集団の動きについて)

著者等紹介

猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年生まれ。(米国)マサチューセッツ工科大学大学院経済学博士課程修了。国際日本文化研究センター教授。専門分野:労働経済学、経済思想、現代日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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