内容説明
巨木に注連縄をかけ、ご来光に手を合わせて拝む日本人の心の源流を「聖なる山」への信仰から探り、現代に連なる環日本海文化の深層に迫る。
目次
第1部 日本の山岳信仰のルーツは長江文明にある(オビシャと長江文明;日本人の山岳信仰と長江流域;雷神と観音と山神と―日本の山岳信仰に寄せて;山と里の民俗文化的特質)
第2部 立山信仰研究への新たな展開(立山信仰研究の視点;立山信仰の歴史地理学的研究 ほか)
第3部 白山信仰は日本の山岳信仰のルーツか(古代の日本海からみた白山と立山;白山垂迹曼荼羅図の六所王子をめぐって)
第4部 磐梯山信仰と徳一の再評価(大和朝廷律令制国家の確立と会津地域山岳信仰の役割;絹本著色恵日寺絵図を読む―神仏習合を完成させた徳一)
第5部 山の神々がかたるもの(山の神論言説批判のための覚書;仏の衣を着せられた神の山;新説・山の神考;山岳信仰と島国日本の未来)
著者等紹介
安田喜憲[ヤスダヨシノリ]
国際日本文化研究センター教授(環境考古学)。1946年、三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。理学博士。広島大学総合科学部助手を経て、88年国際日本文化研究センター助教授、94年同センター教授。フンボルト大学客員教授、京都大学大学院理学研究科教授などを歴任。気候変動と人類の生活・歴史の関係を科学的に解明する「環境考古学」の確立者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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