内容説明
「分かりやすさ」「魅力」のみにとらわれず政治報道のメッセージをいかに適確に受け止めるべきか。“小泉劇場”の裏を読む。
目次
第1章 9・11選挙―テレビメディアは小泉自民党を勝たせたか(日本政治を塗り変えた民意;自民圧勝についてよく聞く批判 ほか)
第2章 自民党vs民主党―メディア対決の明暗(メディアと小泉キャラクター;「改革」競争のゴール)
第3章 テレビ映像は何を伝えたか(小泉内閣とメディアの蜜月は続く?;テレビメディアの倫理性)
第4章 メディア政治のつくられ方(ニュース報道の使われ方;NHKvs朝日―論争の本質)
第5章 小泉、竹中、田中真紀子という偶像(「真紀子神話」はどうつくられたのか;「竹中バッシング」はなぜ必要か ほか)
著者等紹介
草野厚[クサノアツシ]
1947年東京生まれ。1971年慶應義塾大学法学部卒業。1978年上智大学大学院外国語学研究科修士課程、1982年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。プリンストン大学国際問題研究所客員研究員、東京工業大学助教授などを経て、1991年より慶應義塾大学総合政策学部教授。2000年NPO法人メディア検証機構を設立(理事長)。主著に『日米オレンジ交渉』(日本経済新聞社、1983年、日米友好基金賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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