内容説明
君たちは、人生のすべてではないにせよ、生活の大半を、哲学を避けて過ごすことができる。というのも、哲学なしでも人は生きていけるからだ。友人がいなくても、愛がなくても、芸術がなくても、音楽がなくても生きていけるのと同じだ。それは可能だけれども、なんだか不幸でもあるよね。そしていつの日か、君たちの人生の節目、かつて少しだけかじった哲学が、おそらく必要なものとして、必然として、救いの手としてよみがえってくることもあるだろう。
目次
はじめに 年度の初めに、まず哲学の教師を火あぶりにする?
第1部 人間とは何か(自然:サル、人食い、オナニーする人;芸術:デコーダー、モナ・リザ、小便器;技術:携帯電話、奴隷、移植)
第2部 いかに共存するか(自由:建築家、幼児性愛者、インターネット;法律:規則、監督者、警察;歴史:暴力、ナチス、ニヒリズム)
第3部 何を知ることができるのか(意識:リンゴ、失神、精神分析;理性;酩酊、星占い、分別;真理:政治家、嘘つき、大麻)
著者等紹介
オンフレ,ミシェル[オンフレ,ミシェル][Onfray,Michel]
1959年フランス・ノルマンディー地方出身。哲学博士。1983年から2002年にかけて同地方のカン市の技術教育リセ(高校)の最終学年で哲学を教える。2002年に辞し、カーン市民大学を創設した。もともとの専門は古代ギリシャ哲学。反骨精神旺盛な著作活動を展開し、20数冊の著作がある
嶋崎正樹[シマザキマサキ]
1963年岩手県生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。翻訳家、放送通訳。中世思想史研究
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感想・レビュー
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